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JR北海道 新型気動車導入 (2017/8/27 14:06:16)
JR北海道で所有しているローカル線用の気動車に新型が登場する。
新聞報道でも載っていたので、記事を見た方も居ると思います。
主力の国鉄キハ40系気動車は既に登場から30年以上経過しており、補修部品が入手出来ない等のメンテナンス面での不都合が発生していて、コスト的に負担がかかっております。
総じてJR北海道は国鉄時代からの車両が多くて、気が付かないうちにJR化後の一番新しいキハ201系でも20年以上も経っていたんですなあ~。キハ40系なんて私が高校生時代に登場した車両ですからよく覚えていまして、登場時の塗装はもちろん「タラコ」色。
そもそも鉄道車両を製造しているメーカーでも、現在は当然の如く新幹線をはじめとする電車が主力で、特急型といえども気動車の製造から撤退しているメーカーも存在しており気動車はどんどん肩身が狭くなってきている。しかしJR北海道は全路線に対する非電化区間の割合が電化区間に比べてとても高く、気動車の存在は特急型、ローカル型共に待ったなしの状況と言える。
昨年春に次期特急型と期待されたが結局は幻となったキハ285系も試作車両3両を迎えたものの、JR北海道の資金難等でテストランをする事も無く廃車となったのも記憶に新しい。結局はキハ281系やキハ283系の後継車両として、キハ261系1000番台(旧塗装、新塗装)が増備され現在はスーパー北斗にも投入されている。
しかもこのキハ261系は本来カーブを高速で通過するための車体傾斜機構が搭載されているが、現在はキハ281系、キハ283系も含めてこの装置の稼働は停止されている。更にキハ261系車両製造の過程でも車両には最初からこの機構の搭載はされていないのだ。
少し話しがそれてしまったが、新型の気動車は従来の液体式ではなく電気式となるようである。時代の流れとしては自動車でもハイブリッド式が出ているわけだから、鉄道車両も世の中の流れに委ねるしか選択肢は無いくなっていくのは自然な流れでしょうか?
電気式となれば分かり易いのは、JR貨物の電気式ディーゼル機関車であるDF200型がそうである。ディーゼルエンジンで発電機を回してその発生した電力で車両を動かすもの。パワーは大きく国鉄時代の特急気動車よりも圧倒的に速い。
新型電気式気動車が軌道に乗れば、今後の気動車の新製には少なからず「電気」という動力源が関与すると思われる。
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