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feed 栗駒山 岩頭 (2017/9/3 19:33:06)


 今日の東北地方は広く晴天。どの山に登っても天気が崩れることはないだろうと考え、岩手県側から栗駒山に登ってみました。しかし、山はあまのじゃくです。自分の予想どおりになどなってくれません。登山口の須川温泉は濃いガス。午前7時前登山開始。天狗平に到着すると、今度は猛烈な西風が加わり、山頂を断念。秣岳方向へ平坦な道を300mほど進んだところにある通称「岩頭」をめざすことにしました。晴れていれば天馬尾根、新庄神室、焼石連峰が見渡せるなかなかの展望地です。北面が断崖絶壁となっており、ここで無線運用も悪くないかな、とかねて考えていた場所でもあります。ところが着いてみると、北面からの強風をまともに受け、立っていることすらできません。通過するのも身の危険を感じるほど。とても無線運用は無理と判断し、少し戻った這い松の中で運用することにしました。ロケが良いとはとても言えませんが、致し方ありません。標高1570m地点。QTHは岩手県一関市。


龍泉ヶ原湿原と秣岳(岩頭より)

昭和湖もガスの中


 <本日の装備>
リグ FT-817(144MHz FMおよびSSBで運用)
電源 内蔵リチウムバッテリー、リチウム充電池NCR18650B(3本直列)
アンテナ 4エレループアンテナ









 三脚を石で固定し、4エレループを設置。霧の湿気ですぐさまエレメントに水滴が付いてきます。でも今日はなぜかSWRの悪化はみられません。おおむね1.2以下で安定。南は広い尾根で遮られるため北方向に向け、ほとんど動かしませんでした。SSBをワッチしたところ、何も聞こえてきません。先週の熊野岳とは大違い。約3時間SSBおよびFMで運用し、8エリア、7エリア(岩手県、秋田県、宮城県)各局に交信いただきました。最遠方は、北海道松前町移動局。標高500mほどの高台から10エレ八木をお使いとのことでした。はじめFMで応答いただき41-52(5W)。その後SSBでもおつなぎいただき53-51でレポート交換(2.5W)。どちらもSは振らないものの、QSBのない安定感のある信号でした。SSBは若干変調が浅く、FMの方が明瞭に届いていました。距離約300km。


<リチウム充電池NCR18650B>
 初めて使ってみました。満充電時12.5V。内蔵のリチウムバッテリーが2.5Wマーク点滅となった時点でこれに切り替えました。約1時間の運用で2.5Wマーク点滅。内蔵リチウムとほぼ同じ傾向でした。そのまま2.5Wで1時間ほど運用し、終了時の電圧11.2V。今日はSSBとFM混在なのでこんなものかな、といったところです。SSB中心なら内蔵のリチウムバッテリー+NCR18650Bバッテリー1セットで十分との感触です。長い時間5Wで運用する場合はリチウムフェライトに分があります。軽さをとるか、パワーをとるか、ですね。機会をみて、FTM10Sでも使ってみます。


<4エレループの印象>
 考えていた以上に風には強いです。細めの塩ビパイプとステンレスバネ線の組み合わせなので、風の抵抗が少ないようです。バネの張力が強いためエレメントが外れることもなく、よく耐えてくれました。SSBにおけるフロアノイズの少なさも実感できました。帯域の狭さと合わせ、サイドバンドでより効果を発揮するアンテナとの印象です。


 本日も交信いただきました各局様に感謝です。ありがとうございました。






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