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feed 200円以下で特小トランシーバー用イヤホンマイクを製作 (2017/9/6 22:57:18)
 自分は特定小電力無線機をフリラとしてホビーで使うときには本体のみかスピーカーマイクをつけての運用としています。本体を少しでも高く上げたり動かしたりしながらの運用はスピーカーマイクが適していると思ってます。
 ただ、業務として使うときには周囲に気を使ってイヤホン運用を基本としています。周りがざわざわしているときもありますし、屋内の使用では逆にシーンとすることもあるので、黒子に徹するためにもイヤホンは欠かせません。ただ、送信するためには本体を取り出さないといけないのでスマートではありません。そういったときにはイヤホンマイクがあると重宝します。
 しかし、中古で手に入れた特小機に純正のイヤホンマイクをつけるとなるとイヤホンマイクのほうが高価だというアンバランスな状態になります。
 1000円程度で手に入るものもあるのでそれを買えばいいかなとも思いますが、なんだか使えそうなものがあったので改造してみました。

 それがこれ

イメージ 1

 100均で見つけたスマホ用のイヤホンマイクです。イヤホンマイクならどれでもよいというわけではなく中間点にスイッチみたいなのがついているタイプを買ってきました。

 フツ―にアルインコの特小機のイヤホン端子に差し込むと、イヤホンから普通に音が聞こえてきます。カナルタイプで耳へのフィット感も良好です。

 とりあえず分解

イメージ 2

 中間のところはたいてい「はまってる」だけなので小さなドライバーでこじ開けるとパカっと割れてきます。

イメージ 3

ばらすとこんな感じ。

 エレクトリックコンデンサーマイク(ECM)のホットとコールドにはチップ抵抗がついています。ケンウッド以外のハンディ機のECMのピンアサインはたぶん同じだったと思います。
 ただ配線は、スイッチを押すとECMのホットとコールドがショートして音声がミューとされるようになっています。もしかしたらフックスイッチの役割があるのかもしれません。



こんなイメージかと思われます。



こんな回路図かな?
こんな風に配線しなおします。



コールドを直結して、ホットにマイクロスイッチでECMがつながるような回路に変更します。

プラグの片方がイヤホンで片方がマイクなので、たどっていってマイクのほうをカッターで切断します。間違えても大丈夫。プラグを付け替えればいいだけです。
イメージ 4

運よく(?)マイク側が切断できたら切ったほうに2.5mmΦのプラグをはんだ図けします。シールド線になっているので中心を真ん中にはんだ付けしてアースがわを外側の金属にはんだづけします。

イメージ 5

まずはバラックのまま試験送信。

イメージ 6

マイクロスイッチを押すとトランシーバーの送信インジケータがMAXになります。
とりあえず電波は出ているようです。

イメージ 7

右のトランシーバーが送信で左側が受信をしています。ばっちり使えそうです。
また変調が浅かったらECMについているチップ抵抗の値を変えなきゃいかんかなあと思ってましたが、変えずとも十分な変調となることがわかりテスト終了。
もし変調が浅かったならDJ-CH27は設定でマイク感度を変えることができるので安心です。

工作にかかったもの

スマホ用イヤホンマイク 108円
2.5Φオーディオプラグ  54円
熱収縮チューブ少々   10円
はんだ少々        5円

合計 177円

たぶん自分史上最も安いイヤホンマイクとなりました。

え?だから何だって? ごもっともです。

貧乏根性が工夫を生み出したってことでしょうかね。

イヤホンマイクには秋のイベント(フリラじゃなくって仕事上のもの)に活躍してもらおうかと思ってます。

お読みいただきありがとうございました。

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