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D☆機の機能、DSQL (2017/12/15 17:20:00)
D☆の機能に「デジタルコールサインスケルチ」というのがあります。
チバKX56局のブログを見て、当局も実は最近知りました。
簡単に言うと、
「 相手局が、「TO」欄に当局のコールサインを指定して呼び出してきた時だけ、スケルチが開く
」
というもので、PTTを押すと同時にデータを一緒に送信しているデジタル機ならではの機能です。
先週、早速お山で各局と検証してみたところ、結構便利だったりします。
RPTを聞いていても、CQCQCQとかで話している他局の音声が聞こえてこない
ので、とても静かに待ち受けをすることができます。
当局はお山では、「西東京430」のRPTをワッチしていることが多いのですが、ひっきりなしに各局が使っているRPTなので、常に誰かがQSOしている変調が聞こえています。
そこでこの機能。静かに待ち受けすることができます。
当局をコールサイン指定で呼び出すと、通常とおり、「ピロピロピロ」と呼び出し音がなり、QSOすることができます。
とぉっても便利・・・と思っていたけど、弊害もあります。
上に書いた、
相手局が、「TO」欄に当局のコールサインを指定して呼び出してきた時だけ、スケルチが開く
ということはつまり、
同じRPTにいても、相手局が「TO」欄にCQCQCQの状態で当局を呼び出した場合、スケルチが開かない
ということになります。
具体的に、例えばこんな状況が考えられます。
①当局が、DSQLを設定したまま、Aレピータにてカーチャンク、若しくは「ならやま自動応答」をたたく。
②Aレピータに、当局のコールサインが送出され、
Aレピータを聞いている各局のディスプレイに、当局のコール
サインが表示される。
③Aレピータをワッチしていた当局の知り合いの甲局が、Aレピータに表示された当局のコールサインを見る。
④甲局が、当局とQSOするべく、「TO」欄がCQCQCQのまま、Aレピータを使い、当局をコールする。
⑤通常であれば、Aレピータを聞いている当局には、甲局の変調が聞こえるはず。
だが、DSQLが有効のためスケルチが開かず、当局には甲局の変調が聞こえてこない。
という状況が考えられる。
それと、
変調が聞こえてこないが故に、いざRPTを使おうとした時に、他局がRPT使っていることに気づきにくい。
ということもあります。
便利な機能ではあるけど、ちゃんと理解して使わないと、他局に迷惑をかけてしまうこともあるので、注意が必要です。
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