無線ブログ集
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神行堂山(南三陸町) (2018/4/8 18:15:52)
南三陸町の中心部、志津川から西に入った山間に入谷があります。童子山、惣内山などの山々に囲まれた箱庭のような集落で、かつて養蚕が盛んだったと見え、そこかしこに放置された桑畑やこの地方特有のスレート(玄昌石)屋根の民家が点在する里の風景が気に入り、何度か足を運んでいます。今日はあちこちで炭焼きの煙がのぼっていました。その入谷集落の最高峰が神行堂山、といっても標高461m。典型的な里山です。山頂へのルートはいくつかあるようですが、自分は山の神平からしか登ったことはありません。坂の貝峠からも登れるようですし、それとは別に山頂から北に下る踏み跡もあります。機会をみて踏査してみたいと考えています。
山の神平より
登山口から約40分の登りで、あっけなく山頂着。寒の戻りで肌寒いものの、高曇りでまずまずの天気。この山にしても惣内山にしても、山中で人に出会ったことはありません。静かな里の静かな山。今日もXと自分のみ、登って下るまで誰に会うこともありませんでした。
山頂
AWXアンテナにて
さて、無線の方は、本日もJA7RTG局さん(福島県二本松市奥岳駐車場付近移動)と145および430デジタルDVモードでの交信実験。奥岳付近は季節外れの降雪と風で厳しい様子ではありましたが、双方100mWにて51-51で交信できました。雪の影響によるメリットの低下もあったようです。距離156km。たとえ信号強度が弱くとも安定して復調さえすればアナログより快適。ローパワーでもまだまだ距離は伸びそうな感触でした。
終了後、D-STARの仙台青葉430レピーターに山掛けでアクセス可能かどうか試してみました。何度かアンテナの向きを調整して試したものの、残念ながらダウンリンクの戻りはありませんでした。楽勝で届くと予想していたのですが、甘くなかったようです。145MHzFMでは宮城県内のほか、岩手、秋田各局に交信いただきました。最遠方は秋田県山本郡八峰町の高峰山(367m)移動局。日本海側、青森県との県境の町とのことで、距離約208km。レポート51-55。不安なく交信を続けることができました。お互い低山にも関わらず奥羽山脈の山々を越え、よく届くものです。
本日も交信いただきました各局さまに感謝。ありがとうございました。
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