無線ブログ集
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法的解釈のお話し。 (2018/6/1 15:00:35)
札幌南zoomzoomRPTのドネーションを続々と頂いております。
本当に感謝感謝雨あられ(古)な感じでございます。
今月中にでも、こういう風に使わせて頂きますよ~なんて具体的なものを掲示させて頂きます。
さて、その中でも現物ドネを頂いた「DJ-R200D」(そらちYS570局)。
んはぁ~これは改めてびっくり。
事前にお話しは頂いておりましたが、現物を受け取ってちょっと焦っております(笑)
札幌南ZoomZoomRPTは現状「DJ-R20D」を使用しており、若干劣化が認められてきている状況であり、「DJ-R100D」に交換を検討しておりましたが、試してみるとどうしても「しっくり」来ない感じがアレだったんです。
一通りブツは揃えて、何時でもソーラー&商用電源で運用出来るような感じにはなっているんですけどね、一応。
それでもぶっ壊れれば交換したろうか、いやぁ、、DJ-R20Dのいい感じのがヤフオクで落札出来ないかなぁ、、とかアレコレ実際は考えていた所であります。
失礼承知でお話しすると、DJ-R200Dが「しっくり」来ない可能性ももちろんありますが、存分に比較試験をしてみたく思いますので、その際には各局ご協力の程宜しくお願い致します。
まぁネットでの評判を見る限り、100Dより上々ですから非常に楽しみにしている所であります♪
抑圧の絡みもあって何とも言えないんですが、本当は10mwと1mwのレピーターを併設したいとも思っているので、抑圧をあまり受けない機体だったりすると、そういう使い方も出来ますし、夢は広がる一方です(笑)
本当にありがとうございました^^
さて本題です。
稀になんですけど、「DCR」を「特小」と接続したり、ネットで音声を遠隔地に飛ばす事は「違法」じゃないか?的なお話しが私の所にチラッと来ます。
ちょいと知り合いの総通職員(ここら辺の専門部署ではない職員)と、酒の場で話したことがあるわけですが「違法性は基本的に無い」って感じの話はしたことがあります。
私のブログでも記載したことがありますが、「アイコム」で堂々とDCRやら特小、更には簡易無線局(免許局)をインターネット経由で接続して運用出来る装置が販売されており、それを考えれば「ダメ」って事にはならんべよって解釈でございます(笑)
細かく掘り下げて考えてもいませんでしたが(特小でeQSO等は以前からありましたし)、総通に行く用事がありましたのでついでに聞いてみよう!って事で担当官からお話しを聞く事が出来ましたので掲載したく思います。
Q1 DCR(登録局)と特小を接続し、運用する行為は合法?
A1 違法性はない。通信の相手方がDCR及び特小には規定されていない為。
アマチュア機のワイヤレスマイクとして特小を用いた物がかなり昔にありましたが、そういう意味ではOKなのかなーと。
Q2 DCR(登録局)・特小を現在メーカーから発売されている機器以外でインターネット等を利用したVOIPで遠隔地と通信を行う行為(公衆網接続局)は合法?
A2 このケースは合法。
公衆網接続局自体はまず可、「基本的」にキャリアセンスが必要となるが、DCR及び特小はキャリアセンスがあるモノが技適機なので〇。
icomのvoipゲートウェイ装置はデジタル簡易の免許局も接続出来る事になっているが、接続した時点でキャリアセンスが働くようにでも設定されているのかな??ここら辺は知りませんが。
Q3 icomのゲートウェイ装置はインターネット回線を用いて公衆網接続はOK、アルインコの方はNO(LAN内のみ)とされているが、法的根拠はあるのか?またどうにかしてアルインコの方をインターネット回線に乗っけて使った場合は違法?
A3 問題無し。多分メーカーの仕様。LAN内もインターネット回線網も法的解釈は変わらない。
じゃ堂々とやろう(笑)
と、他にも個人的興味でアレコレ質問させて頂きましたが、パパッと回答頂ける素晴らしい担当官でした。
とりあえず、上記の件に関しては違法性を疑う方が結構いるのもわかる気がするんですが、これで何の心配もいらなくなったでしょう。
よく「アマチュア無線では」という話をされるわけですが、「アマチュア無線」とは違うんだよって事を改めて認識されてはいかがでしょうかね。
※実例
アマチュア無線では、リモート運用をする為には申請が必要で、必要な機器を接続する事で技適が外れる事になる。同様にDCRや特小でも必要な機材を接続した時点で技適が外れる為、VOIPを使った通信は不可と考える。
ってのが来た事あるんです。
まぁecholinkやWIRES-Xだったら技適は外れませんし、どちらかというとそちらに近い物ですから、アマチュアと比較しても何も問題はなく思っております。
あえてリモート運用となれば、最初からリモート運用が出来るIC-D6005Nあたりは技適が外れる事もないでしょうしねぇ。というか外れちゃったらDCR自体運用不可でしょうから。
というか、公衆網接続局は上記要件を満たすことが出来る物であれば、運用が現法律では可能であるが、知る限り「アマチュア無線」では別途申請が必要ではあるけれど、要件を満たす無線局では運用が可能という解釈が出来る為に、問題はないと考えられると思うんですわなぁ~
実際は、そんなに出来る無線局は無いんでしょうけどね。
公衆網接続局の要件に技適要件がピタッと収まるのが、簡易無線と特小くらいなもんじゃないかなぁ、、、と思いますよ。一般業務あたりは大抵キャリアセンスなんか無いですし。
という事で、ちゃんと合法に運用出来る事が確認出来ました。
早いトコ、大規模なフリラ公衆網接続局を構築したいもんです^^
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