無線ブログ集
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Blackbird購入 (2018/7/20 22:27:03)
ポラリスプレシジョン社が初めて世に出す無線機として合法CB無線機を選び
リリースされたのが「Blackbird」だ。販売価格は驚きの税別18万円也!
新たに立ち上げた会社で作るCB機、何となくSR-01に似ているのは長い
アンテナが目立つから?
販売台数は200台のみ。その内の50台は上記の写真の青色になり残りの
150台は黒色に。機能や予想される高性能は詳しい方に解説頂くとして
この売価に付いて思う所を書いておこう。
たった200台しか作らない点。しかも製作者は既に2機種の合法CB機を
世に出していてその中で技術者として「やりたい事」が会社員としては
「コスト」という点で実現できなかった、会社に認可を得る事が無理な
仕様を実現させた「彼自身が作りたかった無線機」になっている点。
この2点が18万円という価格になっている。正直に言って自分で何かを
作りたいと思って今、勤めている会社を辞めて自身の会社を興すなんて
中々出来ないと思う。「鶏口となるも牛後となるなかれ」そりゃ言うのは
簡単だけどね。
とにかく良い物を作りたい!という技術者の熱意に絆されて買った方は
多いだろう。もちろん実際に手元に来て運用しないと本当に理想通りの
CB機に仕上がっているかは分からないんだけど。
この無線機がかってのSONYやNationalの機種みたいに数千~万単位で
販売され売れるならば18万なんてプライスには成らないハズだが現状
CB無線機を新品で買ってくれるのは1000人も居るか居ないかだろう。
「こんなに高いとCB無線をする人が離れていく」という意見も有るし
「市民無線なのだから安価じゃないと意味が無い」という意見も聞く。
だけど当局はそう思わない。だって新品で販売される無線機が無くて
既存機の改造のみでバンド維持をしようとしても無理。そこに奇特な
メーカーが2社も新規開発でたいして売れない無線機を作ってきたのだ。
もし多数の販売が見込め十分な利益になると踏めば国内無線機メーカー
その何処かが作るだろう。デジタル簡易無線機と同様に。
新規製作されたCB無線機、これが一番重みの有る意味を持つ。価格は
問題じゃない。新機種が「無い」か「有る」かの話。無いままでいけば
何れ国内CB無線は無くなるのは間違いない。だから価格の件は本当に
このバンドの存続を願っている者には小さい問題だ。高かろうが変な
格好だろうが新規製作されたCB機を入手しようとするハズ。
どうしてもBlackbird機が高くて手が出ないとなればSR-01や今は生産を
休止中だがJCBT-17Aの再生産を待って買うという選択も出来る。そう
新型CB機を選択できるなんて!少し前の頃には想像すらつかない状況。
SR-01は既に700台以上販売、17Aも200台以上は販売されている。更に
Blackbirdが200台、それぞれ買う人も居られるから購入者総数は?だが
それでも500人以上は居るのでは?と思う。
生粋のCBerとして今の状況は大変ありがたいと思っているし嬉しく思う。
願わくは今回のBlackbird機の開発販売が滞りなく進み、限定色の青が
メーカーの予告通り年内に届きます様に。いつか来た道にならない様に
お願いしたい。
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