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feed 9/15(土)~16(日) 秋オン&山岳RC富士山山岳移動運用 (2018/9/17 20:29:03)
身の危険を感じる爆風と雨に沈む
救助した人数3名
全てが飛ぶ日

イメージ 12
 ※とある事件現場(^^;)

9/15(土)〜16(日)は秋の一斉OAD。そして9月の山岳RCの日!
そして今年最後のお泊りイベント。更に山岳ロールコール開催とやはりここは出来るだけ高所へ行きたい。多くの移動局がうごめくなら特小臨時RPT設置も必須だ。先週は南アルプス北岳へ上がったのでここはやはり富士山へ上がるしかない!という事で、今年2度目、SVリベンジに続く日本超高所運用敢行、それも出来る限り運用時間確保で深夜には山頂としたが・・・

9/15(土)

そうはいってもシルバーウイーク。そうとうな登山客が押し寄せる可能性大なの登山口である富士宮口新五合目には早く到着したい。だったらいっその事、朝に着いてからラジオでも聴きながら車内でマッタリ過ごそう。そうだ、市民ラジオ受信用アンテナも買ったしラジオで受信確認も。夜に登りだせば深夜到着出来るとして朝出発としました。

06:00家出発。
行きは高速道路利用としコンビニ立ち寄り中央道八王子ICへ向かいますが、何やら 大月ー勝沼間が事故で通行止め との事。しかもその影響で大月JCT手前から激渋滞。仕方ないので八王子JCTから圏央道経由東名高速で御殿場へ向かいます。

御殿場到着。
御殿場ICで降りて一般道を走りますが激しい雨です。この時期は富士スカイラインで富士宮口新五合目まで上がれますのでコンビニ立ち寄りつつむかうにつれて弱くなり一安心。いつものコンビニにも立ち寄り出すもの出して。
水ヶ塚公園駐車場を通過して富士スカイラインへ。うーん、ガスガス、雨。

富士宮口新五合目到着。
駐車場は6〜7割埋まってます。 程よく登山口から離れた場所へ駐車できました。もち谷側。落下物が怖いので(^^)
ラジオをセットし2列目、3列目シートを倒してマッタリモード(^^)
DCRをワッチしていると、 すいたIN046局さん が西進している由。伊豆方面か浜松方面かとの事。お気をつけて!
 ※結局、御嶽山へ向かわれたとの事(^^)
強い霧雨、時折本降りとなる天候、トイレへ4回行きましたが毎回濡れ濡れ。気温も低く辛抱堪らず寝袋出動!2時間程ウトウトしていると、17時頃?にウインドを叩く音で目が覚めます「ん?」と外を見ると見知ったお顔。 やまなしFK909局さん がわざわざ来ていただきました!暖かいコーヒー&ホットドックと共に(^^)ありがとうございます!!!2時間程歓談してお別れいたしました。またお会い致しましょう!

さて、既に19時も周りどんどん登山客と思しき車が到着していきます。既に9割方駐車場は埋まっており皆さん通過して下段へ降りていきます。一時寝袋へ入るものの寝付けるわけでもなく20時頃に諦めてスマホイジイジ、ラジオ聴き、晩飯投入して過ごします。あ、カップ麺いくつも買いましたが雨だったり面倒だったりで結局お湯を沸かすことすらしてませんでした(^_^;)出発準備。

22時頃出発。
周りは起きている人、到着した人等でザワザワ。車1台分余計に使ってテント張ってる輩もいる。混雑しているのに何考えてるんだか。
登山口より入山。
かなり濃いガスの中を淡々と上がり直ぐにトイレを通過。六合目雲海荘を目指しますが ガスが濃すぎて2〜3m程しか見えません。 ボーッと歩いてると右端に落ちそうになるので出来るだけ左端のを山側に沿って歩きます。

六合目雲海荘到着。
ここで2人組に遭遇。何かに困っている様子。挨拶をして脇を通過すると 私のスリップストリーム に入りました。無線機を操作したりおにぎり食べる為に足を止めるとすぐ後ろで止まる。ははぁーん、そうですか。けど私は君らのガイドではない。ちょっとイラッと来る時もありましたがあまり気にせずマイペースで先へ進みます。しばらくすると離れてしまいガスの中に消えていきました。

と、男3人組が道途中で停滞しております。「こんばんは!」と元気よく挨拶すると何と 「スミマセン。道が分かりませんので付いて行っていいですか?」 との依頼。ウーン、ペースも違うし檄濃ガスで時間も押し気味。この場で夜明けまで留まるにも風雨いよいよ強く危険。 「ここから下山されては?」 とアドバイスしましたが 「道が分かりません」 と。そりゃそうか。ここは言われてしまった以上は置いて行く訳にもいかず 「では付いて来て下さい」とあくまで私のペースではありますが七合目小屋まで引率致し小屋陰で夜明けまで待つように助言 して私は一人先へ進みます。そんな私ですら時折足を止めて辺りをキョロキョロ、まさかの富士山でのルートファインディング。
もう何度も歩いている道ですが六合目以降、ルートの判断が難しく柵や石に書かれた目印、ロープ、ロープを張る為の鉄棒を目安に歩きます。七合目以降は更にそれすら見えづらく足元の踏み跡メインで歩きます。

七合目を通過しましたがいよいよ 更にガスが濃くなり視界は1〜2m程度 。更に雨脚が強くなり雨具装着します。既に結構濡れてしまった。この辺りであるパーティは風が強く濃いガスの為に撤退するとの事。また別のパーティは1名体調不良者発生し撤退中。きちんと集団行動がなされており安心します。

八合目。
ここからは連絡路をトラバースし御殿場ルートへ入ります。シーズン中は小屋番が道を勝手に閉鎖して見張り番し連絡路へは通してくれない。今はオフシーズン、難なく連絡路へ。
と、トラバースし御殿場ルートへ入ります。シーズン中は小屋番が道を勝手に閉鎖して見張り番し連絡路へは通してくれない。今はオフシーズン、難なく連絡路へ。
と、ここできょトラバースし御殿場ルートへ入ります。シーズン中は小屋番が道を勝手に閉鎖して見張り番し連絡路へは通してくれない。今はオフシーズン、難なく連絡路へ。
と、ここで今日一のまさかの難所到来。
途中のブル道を横断する際にあまりの濃いガスの為に対面の登山道への入り口が見つけられない。ここでは既にかすかに自分の足元しか見えない状態。上下前後左右平衡感覚すら失われる始末。ダメだ。見つけられない。しばらく下がってしまったので上へ上がって横断ポイントへ復帰を試みます。今度は横断ポイントが見つけられない。さすがに焦りが生じて気が付けば口から「マズイマズイ・・・」と。とここで一瞬ガスが薄くなり辺り数mが見えます。何て事はない。横断するブル道を上へ登っているつもりが今来た連絡路を富士宮ルート方面へ元に戻っていました。ガスが薄くなったチャンスをモノにすべくダッシュでまたブル道横断、そして続く連絡路へ入る事が出来ました。
ほんの数m。まったくもって大したポイントでもありません。夜間でも特に迷うような事はこれまでもありません。

さて、連絡路を進んで御殿場ルートへ入りました。
ここからは少し東寄りになりますので先程までとは打って変わって風も弱くガスも若干薄くなり不安感はありません。想定通り。いつしか雨も弱くなり順調に標高を上げます。
荒廃した小屋跡を通過してラストスパート。

御殿場口頂上到着。
想像通りの強風と濃いガス。視界は2~3m といったところか。時間も押しているのでとっととお鉢を回って運用地へ向かいましょう!

と、進みかけたら 「すみませーーん!!!」と絶叫お声がけ 。無線でなら嬉しい限りですがこの場所、このタイミングは嫌な予感しかしません。今日は前例があります。ビックリしてヘッドランプを声の方向へ向けるとロープの外にザックカバーに包まってこの強風下でビバークしている方あり。上は雨具装着も下半身は短パン。
「ここでビバークですか?」(わざわざこんな爆風の中で???)
「道が見えなく全く分からず動けないです。せめて風が避けられる場所ありますか?」
「須走、吉田の小屋陰へ行かれた方がいいです。ここはさすがに危ないです。」
「動けないので連れて行ってもらえますか?」
デジャブ。
「私も吉田を通過してその先へ向かいますので一緒に行きましょう」
「ありがとうございます!!!」
という事でまたしても引率が始まりました。

数mの視界、爆風の中 でお鉢を回り始めて、時折突風が吹くや中腰又はしゃがんでやり過ごします。西の風半端ない。
と、そのビバーク者が悪いと思ったのか 「ありがとうございます。ここから先は私が前歩きます。」 と言われて先を行かれますが速攻でルートを外れてガスで姿は見えませんがヘッドランプがクルクルしてます。
「道がありませーん!」
いや、それルートじゃないし。
「こっちですよ!」
結局須走口頂上まで私が先導しました。

須走口頂上。
相変わらず西からの爆風、視界も1~2m。
気が付けば先程のビバーク者は何の声もかけずに一人須走ルートへ入って下山されていきました。
・・・いいんですけどね。
・・・いいんですよ。別に。感謝されたくてやった訳ではないので。
・・・・・・。

吉田口頂上。
数名が小屋陰で爆風をしのいでます。おそらく吉田ルートから上がってきた、いかにも登山慣れしていない身なり、装備。辛うじてほとんどが雨具を装着していますが2名雨具未でない人がいて小屋集落をずーーーっと行ったり来たりして出来るだけ動いて体を温めようとしている様子。さすがに心配になり「こんばんは」と声をかけても完全無視。ならいいです。
ここでさすがに私も濡れた衣類を落ち着いて着替えられる最後のチャンスとばかりに上半身真っ裸となりアンダーから全て着替えます。更にダウン等防寒具も着こんで。うーん、温かい(^^)
ここでやっとの事で一服、おにぎり。風が少しでも弱くなるまで停滞を決めます。さすがにこの爆風下で運用地へ向かえません。スマホを見ると、、、お、圏内だ。運用地到着が遅れる旨ツィーーーート!

1時間程停滞したでしょうか。風が若干弱くなったようなのでいよいよ運用地へ向かいます。吉田小屋村を抜けると・・・ 嗚呼、やっぱり爆風 なのね。

イメージ 2

運用地到着。
相変わらずの爆風と視界不良ですが何とか着ました。
岩陰にザックを下ろしてとにかく特小臨時レピータ設置。伸縮ポート先端に特小機DJ-R100D装着し岩間にぶっ刺します。もう一台の特小機にて接続確認。OK!

イメージ 1

DCR、そして富士山特小臨時RPTにて交信させていただきます。
ビックリしたのは西方面へ大人の遠足道中、 さがみFJ1300局さん のお声がけ!お気をつけて!

さて、06:00も迫っておりますので山岳RC準備に入ります。
とこの辺りから 爆風極まり雨脚も強まり立ち上がれない 。山岳RC用にたも網伸縮柄先端に特小機ぶっ刺しでしたが、たも網伸縮柄ごと倒れて吹っ飛んでいきます。と同時に伸縮ポールごと特小臨時RPTがぶっ飛んだ!
ヤバイ!ヤバイ!!
慌てて2台の特小機とポートを回収に向かいますが、今度はクソ重いはずのザックが飛ばされます(+_+)
ヤバイ!ヤバイ!!それはもっとヤバイ!!!!
光速でザック回収し岩陰に無理やり突っ込みます。
時間もなく特小臨時RPTは足元に残置して山岳ロールコール開始。
・・・したものの、 360度全方位超絶爆風&突風&雨 でまともに運用なぞ出来ません。ついにはたも網伸縮柄先端特小機に延長コードでくっ付いているスピーカーマイクがPTTボタン押しても無反応。急遽外して手持ち運用。もうすでにこの時点でラストコールとさせていただき 運用断念 。立ち上がるのはおろか、一言話すのが精一杯で呼吸すら困難。無理。
ご待機局がおられるのは承知しておりましたが、 これ以上の運用は不可能 。更には身の危険を感じる始末。立ち上がると体が浮いて吹っ飛ばされる恐怖。
更に更には突風 「ドカンッ!!!」

みなさまに大変申し訳ない思い、期待させるだけさせて何やってんだ、と無念ではありますが、体と本能が命の危険アラームを上げており、ダッシュで無線機類、ポール類等片づけておそらく生涯最速の撤収劇。
富士山特小臨時レピータへ期待いただいておりました方々、そして山岳ロールコールへの交信を期待しておられた方々。更には山岳移動局にご期待いただいておりました方々。申し訳ありませんでした。けど、安全第一です。

予報通りには行かないもんですね(^^;)

さて、決断したからには即行動。といきたいところですがこの爆風、時折襲ってくる突風で身動き取れません。いっその事このまま風が弱まるまで停滞してやろうか!衣類も食料も水もあるぜ!!何ならシートに包まって完全ビバーク体制移行出来るぜ!と考えていると若干、ほんと若干風が弱まった気配。
今だ!!!
マッハでザックを背負いストックを引っ掴んでダァーーーーッシュ!
お鉢道へ降りる事に成功し一先ず事なきを得ました。

吉田小屋村手前の突風吹きすさむ場所で膝をついた状態で、 さいたまAD966局さん をDCRにてお呼び出し!スミマセン!!運用断念し撤退、とにかく風が避けられる場所まで下りる旨SNS等で情報を流していただくよう依頼させていただきました。本当にありがとうございました。

吉田口頂上。
吉田ルートで上がってきた小屋陰避難者多数。しかし 運用地と比較すると行動可能と判断 しそのまま下山する事を決断。通過して御殿場口頂上を目指します。お鉢道では風の通り道での突風を回避しながらちゃっちゃとけど慎重に歩きます。

イメージ 3

御殿場口頂上。
ここまでくると風も弱まります。もう 突風などの恐怖はありません 。閉鎖された郵便局裏で一服。数時間待機、停滞すれば戻って運用できたのか自問自答するも、今日はこれまで。一度撤退を決断したからには引き上げるが吉。と自分に言い聞かせます。

下山。
御殿場ルートをひたすら下ります。八合目辺りからは下界が見えるようになりますが頂上付近はまだ雲の中。この辺りで さいたまMG585局さん ソラ友コール入感し無事チェックイン!DCRワッチ局にも富士山移動局が下山に入っている事が少しでも知れるか。

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(連絡路の御殿場ルート側から富士宮ルート方向へ見たブル道横断ポイント。登り時にここで迷った。右上の富士宮ルート側から左下へ歩いて右上方向へ少し上がって右端に連絡路御殿場側入り口。この右端の入り口がどうしても見つけられなかった。こうして見ると距離は語るの及ばず道も全く大した事ない。)

イメージ 8

連絡路を通り富士宮ルートへ。
昨晩あれだけ分からなかったブル道横断は数秒で完了。そんなもんですね。連絡路から富士宮ルートが見えてきますが、人が多い!続々と上がってきます。ここからはもういつもの富士山登山の様相を呈しており、慣れ不慣れ、経験未経験様々な人たちが富士山を登っていきます。きっと頂上に着く頃にはあの悪夢も過ぎ去っている事でしょう。

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イメージ 11

下山完了。
今回もジャスト2時間位かな。
駐車場は満車。それでも続々と車が到着し下段、または道路脇へ流れていきます。あまりキレイではない雲海も見えます。そのうち富士山もガスに包まれ。
とにかく家に無事下山を連絡し、着替えて一服。
帰路はユックリ下道、道志みち経由とします。出発!

道志みち走行中、そういえば相模原を通るよな?って事は城山湖は近いのかな?と思いコンビニ駐車しナビとGoogleMapで検索し経由地指定。何だかんだまだ娘と一度しか行っていないレイク城山へご挨拶しに(^^)

城山湖。そして帰宅。
あ、いたいた。 さいたまAK120局さん が市民ラジオ等々何Bandか分からないくらい運用中(^^;)もう一方、日傘付きシートに座りカックリ首が折れて睡眠中の かながわCE47局さん 、ひとまずそっとしておいてAK120局さんと談笑(^^)
しばらくして起床されて3局で色々談議で楽しいひと時を過ごさせていただきました。
あ、ここでイベント初めて市民ラジオ運用が出来て2局さま交信完遂!「やれば」と進めていただいたさいたまAK120局さん、そして交信いただきました かながわCG61局さま、さいたまMK2局さま ありがとうございます。
そこから1時間程度かかり帰宅と相成りました。

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みなさま、今回は大変ご心配おかけいたしました。
今回の秋オンはイベント運用らしからぬ結果となりました。
また山岳ロールコールにおいてもまともな運用とならずです。
更には特小臨時レピータ運用も1時間程度となり、利用もわずかな結果と。
無線的には何とも不甲斐ない。
山行的には危険な部分もありましたが、何だかんだ回避策、次善策がありまだ余裕あり。
その余裕ある状態での行動が自身必須である事を承知しての行動となりました。
それがこれまで単独行をやる上で、そしてやり続ける必須条件と心得ております。

・・・にしても凄かった!

お繋ぎいただきましたみなさま、ありがとうございました。

2018年09月16日(日) 06:00~
山岳ロールコール@富士山山頂
かながわHL320局
ちばIT405局
さいたなHN209局
ながのSS360局
ながのIR148局
さいたまCC110局
おおさと59局
さいたまAR623局
まえばしHS75局

山岳ロールコール以外での交信

富士宮口新五合目
すいたIN046局 DCR 足柄SA

富士山山頂
さがみFJ1300局 DCR
かながわHL320局 DCR 塔ノ岳
かながわMT246局 富士山特小臨時RPT
さいたまHN209局 富士山特小臨時RPT

富士山下山中
さいたまMG585局 DCR ソラ友

城山湖
かながわCG61局 CB 58/58
さいたまMK2局 CB 51/51 弓立山


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