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アルインコから特小機DJ-CH3が発表 (2018/11/5 14:38:01)
アルインコから新型の特小機DJ-CH3が発表になりました。
フリラ向けというよりも、どちらかというと業務向けに作られており、チャンネル表示などは廃止され、各種設定項目などを全て音声ガイダイスでアナウンスするというスタイルを採用しています。
▲DJ-CH3はヘアサロンやクリニック、飲食店やサービス業の方にお勧めしたい機種に仕上がっていました。
表示部が消えてポップなデザインに
DJ-CH3の最大の特徴は「表示部が廃止」されたことでしょう。
チャンネルや音量はもちろんのこと、各種のセットモードの内容までも音声でガイダンスする機能を搭載しているので、第三者に通信チャンネルを知られることなく業務に使用できるというメリットがあります。
カラーが、オーソドックスなブラックとアクアブルーとピンクの3色展開、今までの機種になかったカラーバリエーションを採用しているので、無線機を目立たせないように使用することが可能となりました。
また、ユニフォームのカラーリングなどで、今までの黒い無線機だと目立っていたお店せやクリニック内でもDJ-CH3のポップな色合いで、店内や院内がチョット明るくなるような印象になると思います。
さらにIP55相当の生活防水に対応しているので、飲食店など厨房設備の近くや、歯科医院、理容店、ヘアサロンなどスタッフ間のコミュニケーションを必要とする多くの業種にもタフに対応しそうです。
無線機を使うシーンに合わせて、色々なタイプの特小機がリリースされているのもアルインコの特小ラインナップの魅力です。
DJ-CH3はもちろんレピーターにも対応しておりトーン設定も可能です。
▲オーソドックスなブラックと、ポップなカラーリングのアクアブルーとピンク。使用するシーンに合わせてボディーカラーを選ぶことができます。
サイズ:幅54.8mm×高さ94mm×薄さ27.3mm(突起物除く)
重 量:ベルトクリップ込みで約97g/約131g(EBP-70装着時)
▲開業医の方など、大規模な院内の連絡手段を持たないクリニックなどには最適です。アクアブルーとピンクのカラーリングも、ドクターやナースの方のユニフォームの色に合わせやすいと思います。
▲ナースの方や介護職の方、ヘアサロンのスタッフの方などにはピンクのボディーも似合いそうです。
アンテナはミドルタイプ
アンテナは飛びと取り回しを考慮したようでミドルタイプを装備しています。
メーカー発表では約7.2cmということなので、広い店舗内や院内でも十分にカバーできるように考慮されています。
更に回転式のアンテナなので、業務終了後の収納や持ち運びにも便利です。
▲業務用特小機では定評ある回転式のアンテナとスマホやタブレットを使って取り扱い説明書が閲覧できるバーコードが印刷されています。ユーザーフレンドリーな業務用特小機ですね。ちなみに、無線機の管理者しか使用しない設定はwebにて公開するらしいので、ユーザーが容易に変更できないようになっています。
スタミナ満点の電源と気の利いたオプション設定
電源は単三電池を3本使用することによって、最長 80時間
(イヤホン使用)を達成しているよです。
業務で使用する場合は毎日のことなので、充電用のバッテリーが切れた時の対応として乾電池での動作も長いというが好感が持てます。
もちろんオプションバッテリー(EBP-70)を使用すれば、内蔵スピーカーを使用して
26時間 の使用が可能なエコ設計ということです。
また従来のアルインコ機を使用しているユーザーのためにも親切な、オプションパーツの使いまわしを可能としています。
例えば、充電用のバッテリ-はEBP-70を採用、急速充電器や業務のシーンで役に立つ、複数台を一度に充電できる連結充電器はDJ-PB20・DJ-PB27と同一のものを採用し、イヤホンマイクやスピーカーマイクはDJ-P221・DJ-R200Dと同様の物を使用できるなど、オプションパーツの入手のしやすは、新規ユーザーはもちろんのこと、従来のユーザーの事も考慮した設計となっています。
▲側面から見るとこんな感じ。ベルトクリップは樹脂製(EBC-55)を採用しています。アルインコはベルトクリップを消耗品と考えているようで、保守パーツではなく通常オプションとしてベルトクリップを購入することができます。スペア価格は200円とのことなので無線機の購入時にスペアのベルトクリップを購入ておくと安心です。
ACSH(アクシュ)機能ってなんだ?
多分ですが、語源は「握手」からきていると思われますが、業務局が使う場合に便利な機能が搭載されました。
他社製の無線機であっても、運用チャンネルやトーン周波数を自動で読み取って、自分自身を同じチャンネル設定にする機能ということです。
ACSH機能のほかにも、イヤホンの断線感知、ワンタッチで通話相手の注意を喚起できる緊急通報、音で知らせる減電池警告、バックノイズを低減するコンパンダー、音声で送受信を切り替えるVOXなど人気の業務ユーザー向け機能も搭載しています。
IP55相当の生活防水ってどれくらいの性能か
DJ-CH3ではIP55相当の生活防水堅牢なポリカーボネート製ボディーを採用しているのがアピールポイントの一つとなっていますが、実際にIP55相当がどれほどの性能なのかメーカーから発表されています。
【外郭保護等級 IP55について】
濡れた手で触ったり、埃っぽい場所で使う程度では故障しない生活防塵・防水です。
●正常な動作や安全を損なう量の粉じんが内部に入らないことを、既定の環境で確認。
●3mの距離から全方向に規定の量、水圧の真水を3分間掛けて防水を確認。
メーカーからはこんな感じで「IP55相当」について表現されていました。
フリラjp編集部としては普通に仕事で使っても問題ないということだと理解できました。
これは便利! 接客モード搭載
DJ-CH3で新たに搭載された注目の機能は「接客モード」です。
DJ-CH3のマイクを「ポン!」と軽くタッチすると、一定時間受信音量が下がる機能です。
お客様の来店時など、接客に集中したい時には便利な機能ですね。
従来機ではミュート機能を使っていた方も多いと思いますが、ミュート機能だと接客が終わってもミュートしたままでスタッフ間の連絡が取れなくなってしまうといったトラブルがあったと思いますが、接客モードでは、あらかじめ設定した時間が経過すると通常の音量に復帰するので、接客後にスタッフとの連絡が取れないといったトラブルは少なくなります。
なんと「接客モード」は特許を取得しているということです。
▲DJ-CH3はサービス業などの店内連絡に最適な特小機です。
価格も安いらしい
DJ-CH3の新製品情報をまとめてみると、サービス業の店舗スタッフやクリニックでの利用をメインに想定していることが分かりました。
表示部の廃止やアンテナサイズからもフリラの方が趣味の交信で使うといったメイン機にはチョット厳しい感じは否めませんが、アウトドアなどのレジャーや家族や仲間と出かけた時に使うといったサブ機としてもコンパクトで電池が長持ちするのでお勧めしたい製品です。
また販売価格自体もリーズナブルになるらしいといった噂も入ってきました。
メーカーから販売店への製品の出荷は今月下旬(2018年11月下旬)という情報もあるので、販売価格はショップに問い合わせてみてください。