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ラディックスからデジ簡用八木アンテナのスタックセットが登場! (2018/11/10 6:00:42)
デジ簡用の八木アンテナを製造している数少ないアンテナメーカーとしても、その製品を愛用されている方もおおい、アンテナメーカーのラディックスですが、今度はデジ簡用の八木アンテナのスタックアンテナセットが発売となっているようなので紹介します。
ただし、スタックアンテナセットを含め、八木アンテナの使用については、ご自身が使用する無線機の技適の範囲を確認の上使用してください。
決して、技適の範囲を超えるような八木アンテナの使用はしないでください。
使用する無線機の技適の範囲については、無線機の取扱説明書や無線機メーカーへ問い合わせてください、アンテナメーカーでは、使用される無線機の技適の範囲については把握していませんので問い合わせはしないでください。
八木アンテナという名称については、一部では「八木宇田アンテナ」とするのが正しいとする意見もありますが、タイピングが面倒なので、この記事では「八木アンテナ」とします。
有限会社ラディックス ⇒ http://www.radix-inc.com/
8エレと12エレのスタックセットが新登場です
ラディックスではすでに、デジ簡用の八木アンテナを発売しています。
そのラインナップをまずは確認しておきましょう。
- 3エレ八木アンテナ ⇒RPY-351M3 ⇒¥13200(税別)
- 5エレ八木アンテナ ⇒RPY-351M5 ⇒¥17600(税別)
- 7エレ八木アンテナ ⇒RPY-351M7 ⇒¥21000(税別)
- 8エレ八木アンテナ ⇒RPY-351M8 ⇒¥23000(税別)
- 12エレ八木アンテナ ⇒RPY-351M12 ⇒ ¥26500(税別)
上記のようなラインナップがすでにそろっていますが、今回はさらにスタックセットも新登場ということのようです。
RPY-351M3 ラディックス 351MHz デジタル簡易無線用 3素子八木アンテナ RPY-351M5 ラディックス 351MHz デジタル簡易無線用 5素子八木アンテナ RPY-351M7 ラディックス 351MHz デジタル簡易無線用 7素子八木アンテナ RPY-351M8 ラディックス 351MHz デジタル簡易無線用 8素子八木アンテナ RPY-351M12 ラディックス 351MHz デジタル簡易無線用 12素子八木アンテナ 新しく追加されたスタックセットは下記の2種類です。
・8エレスタック八木アンテナ ⇒RPY-351M3/W ⇒¥56000(税別)
・12エレスタック八木アンテナ
⇒RPY-351M12/W ⇒¥65000(税別)
▲八木アンテナを設置するときはローテーター等の設備投資も併せて検討したいですね。
鋭い特性です
今回紹介するデジ簡用八木アンテナですが、メーカーが公開している指向性を示しているチャート図がありますので、8エレと12エレのシングルとスタックで比較してみましょう。
●8エレ
▲8エレシングルのチャートです。国産アンテナらしくきれいなチャートです。
▲8エレスタックのチャートです。金魚のしっぽと呼ばれる部分が、シングルに比べると暴れているような感じを受けますが、全体的に細長くなっているので、指向性はシングルに比べると鋭くなっています。サイドの切れもかなりシングルよりも向上していると思われます。
●12エレ
▲12エレシングルのチャートです。さすがに、8エレシングルよりも細長いチャートでエレメント数が多い八木アンテナといった感じが見て取れます。
▲12エレスタックのチャートです。さすがといった感じのチャートです。8エレスタックよりもさらに細長いチャート図になっており、指向性はかなり鋭い感じを受けます。
8エレと12エレのスタックアンテナのセットは受注生産ということなので、購入の際はメーカーに直接問い合わせてみてください。
八木アンテナ、どう選べばいい?
エレメント数が選べる八木アンテナですが、どうやって選べばいいのでしょうか。
●3エレ八木アンテナ
八木アンテナの基本形となるのが「3エレ八木」です。
移動運用でも、構成部品が少なくエレメント数も少ないので重宝します。
●5エレ八木アンテナ
ラディックスのほか、第一電波(ダイヤモンド)でもデジ簡用の5エレ八木アンテナは発売されていますので、入手のことを考えれば一番現実味のあるユーザー数の多い、デジ簡用八木アンテナは5エレとなります。
移動運用はもちろん、固定局用としてもかなりのユーザーが使用しています。
●7エレ以上の八木アンテナ
7エレ以上の八木アンテナというと、ほとんどが固定局用と思われます。
全体のブーム長も長くなり、指向性も鋭くなってきますので、弱い信号の相手局の場合、アンテナの向きさえ合えば交信できるチャンスは大きくなりますが、指向性が強すぎるので、アンテナの方向があっていないと、弱い信号を受信できるチャンスも小さくなってしまいます。
常にアンテナをローテーターなどで回転させて信号を探す必要が出てきます。
受信機とセットでデジ簡の遠距離受信も可能!
今回紹介させていただいた八木アンテナのスタックセットを使えば、デジ間での長距離受信の可能性も広がってきますね。
冒頭でも書いていますが、ご自分の無線機が八木アンテナのスタックセットが技適の範囲に含まれていない方は受信機を接続して、受信専用として使用することは可能です。
ダクトなどで遠距離に移動している局を受信したり、自宅から思わぬ局の電波を受信したりと、受信機であるAR-DV10やIC-R30などと組み合わせると面白いことが起きそうです。
動画版はこちらです