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     シズオカAR96/JR2GUI
    (2025/10/31 8:35:06)
 
        シズオカAR96/JR2GUI
    (2025/10/31 8:35:06)
   100均の老眼鏡とルーペで望遠鏡を作る
        (2018/12/4 22:13:14)
        100均の老眼鏡とルーペで望遠鏡を作る
        (2018/12/4 22:13:14)
    
  
         
なぜだか分かりませんが、急に天体望遠鏡に興味が沸いてきました。いやホントなんでか分からないんですが。
  
で、色々と調べていると100円ショップの老眼鏡とルーペで自作している人の記事がたくさん!これは面白そうだ(^^)ということで早速材料を集めて作ってみました。
 
  ◆材料 
 
  ・老眼鏡(度数+1.0)・・・ダイソーで購入 
 
 
・ルーペ(2枚重ねると倍率8倍になるというもの)・・・セリアで購入 
 
 
・書類ケース(500~1000mm程度まで伸縮するもの)・・・ダイソーで300円で購入 
 
  ・セロハンテープ 
 
  ◆製作方法 
 
 
1)書類ケースの両端面の中心にφ20~30mmくらいの穴をあける 
 
 
2)ルーペのフレームをニッパで切り、レンズを取り出す 
 
  3)書類ケースの端面にレンズを張り付け 
 
  4)もう一方の端面にルーペ張り付け(2枚重ね) 
  ◆使ってみる 
 
 
筒の長さを伸縮させてピント合わせを行います。視野はちょっと狭いですが、材料費500円とは思えないほど良く見えます。もちろん光軸のズレがどうだとか収差がどうだとか言い出せばキリがありませんが、こんなにお手軽に作れるものとしては充分すぎる見え方だと思います。写真が上手く撮れずぼやけてますが、実際はかなりシャープに見えています。
 
  ◆計算など 
 
  ネットから得た知識の受け売りですが・・・ 
 
 
今回作製したものは対物レンズ(老眼鏡)と接眼レンズ(ルーペ)の両方に凸レンズを用いる「屈折式」と呼ばれる方式です。見える像は上下左右が反転した倒立像になります。反対に動くので慣れないとなかなか目標を視野に入れられない・・・(^^;
 
  ここでちょっと計算式を。 
 
 
望遠鏡としての倍率=対物レンズの焦点距離÷接眼レンズの焦点距離 
 
 
ルーペの倍率=250mm÷(ルーペの焦点距離+1) 
 
  老眼鏡の度数表示=1000÷焦点距離 
 
 
今回のルーペは8倍と謳われていますので、式に代入すると 
 
  8=250÷(f+1) 
 
  f=30.25mm 
 
  となります。また、老眼鏡の焦点距離は 
 
  1.0=1000÷f 
 
  f=1000mm 
 
 
したがって、今回製作した望遠鏡の倍率は(おそらく) 
 
  1000÷30.25=  33倍 
ということになります。 
 
 
倍率を上げるには対物レンズの焦点距離を長く、接眼レンズの焦点距離を短くすれば良いということになります。
 
 
素人的には倍率が高いほどエラい!と思いたくなりますが、実は倍率よりも対物レンズの口径をいかに大きいものを使うかという方が重要みたいです。小さい口径で倍率ばかり上げても暗くなり、ぼやけた画像が拡大されるだけになるようです。
 
 
・・・と言われてもいまいちピンとこないので大口径レンズでもうちょっとちゃんとした2号機を製作してみることにしましたが、その様子はまた後日(^^)
  
こんなレンズが使えるんじゃないか?何倍の望遠鏡作れるかな?なんて身の回りのものを探してより高性能な望遠鏡に仕立てるのも楽しいと思います。とにかくお手軽に作れますので興味のある方はぜひ試してみてください。
 
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