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feed デジタル小電力コミュニティ無線の普及のために我々フリラができること (2018/12/9 22:12:04)
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個人的にはLCRと呼称している「デジタル小電力コミュニティ無線」ですが、資料を探していたら総務省のページから下記のPDFファイルを見つけました。


利用シーンやニーズ調査からフィールドでの実証試験等、興味深い記述が満載ですが、一点気になる点がありました。P.26にある「8.提言(普及方法など)」です。「地域コミュニティ無線の特徴を活かすために(デジタル簡易無線等からの流入防止策)」とあります。地域コミュニティ無線として使って欲しいから、DCRで使っているような用途では使って欲しくないと読めます。前から話題には出ていた点ですね。そのため、販売店は店頭販売や通信販売をしないことが望ましいともされてます。

若干、耳の痛い話です。

ただ、レジャー用途でしばらく使った上での率直な感想から言うと、今の状態で「さぁ、どうぞ使ってください」と町内会や自治体に納入されたとしても誰も活用できないのではないかと少し心配です。こういうものは率先して引っ張っていく専門家がいないと普及しないとも思えます。

我々フリラがエバンジェリストとして普及に当たれると良いのになぁとボンヤリと考えているところです。新しい技術の普及にはエロや遊びが必要です。これはこれまでの歴史を見れば明らかです。

と言うことで、色々と試してみるのが今のフェーズではないかと思い、今日はサヤマベースでIC-DRC1のGPS情報表示ソフトRS-DRC1を試してみました。持って行ったノートPCにその場でRS-DRC1をインストールし、USBケーブルでIC-DRC1をPCに接続しただけで使えてしまいました。おそらく、設定を加えるともっと便利な使い方ができるのでしょうが、インストールしてIC-DRC1を接続するだけで、無線機から聞こえて来る局の位置がPCに表示されることは確認できました。

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サイタマHN209局にお願いし、お買い物途中への交信を地図上にマッピングしたものが上の地図です。サヤマベースから近くのスーパーベルクまできちんと位置がプロットされました。正直、位置の精度は高くはありませんが、実用上はこの程度の方が逆に安心かもしれません。

今日はサイタマHN209局の他にもう3台ほどIC-DRC1が近くにありました。新しい電波を受信するたびに、その機器の位置が地図上に表示されました。後で機器ID毎に位置トレースも可能です。もしかして、このPC持参で山の上にでも行くと、各局の運用場所が一発で地図上に表示されるのかな。とても便利そうです。今度試してみましょう。

コミュニティ無線のエバンジェリストとしてフリラの皆さんが活躍できる日を期待して、市民ラジオのシーズンオフのうちにたくさんのノウハウを蓄積して行きましょう。もちろん、遊びながら!

そういえば、地図上にプロットされる無線機の位置を見ながら、10年前に同じようなシステムを考えていた自分を思い出しました。「携帯端末を使用した災害情報収集システム」という名前で特許出願も公開されていますので、暇な方は見てみてください。元々のアイデアは完全な無線機で考えていたのですが、それだと出願できないとのことで携帯電話にされてます(笑)。


【所沢市 モービル】

 1014 さいたまMG585局 志木市 M5/M5 DCR14ch
 1553 にしとうきょうSH535局 西東京市モービル M5/M5 DCR14ch

【東村山市 シマホ屋上】

 1619 ねりまTN39局 西東京市 M5/M5 DCR13ch
 1621 むさしのSR911局 八王子市 M5/M5 DCR13ch
 1628 ヨコハマFUR98局 横浜市青葉区 M5/M5 DCR13ch


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