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スマホ用QSOアプリの「CB TALK」が話題です! (2019/1/12 6:00:25)
SNSで話題になっているスマホ用のアプリ「CB TALK」の紹介です。
今までもスマホ用のQSOアプリは色々と有りリースされていましたが、アプリのタイトルに「CB」を冠したものはほとんどなかったように思います。
CBや特小、デジ簡の「電波」では運用時間の関係から相手局がいないという、夜にお仕事をされているフリラの方にも人気があるようです。
アプリは海外でCB機などを製造販売しているMIDLANDがリリースしているようで、アプリの画面上部にMIDLANDのロゴを見ることができます。
今回紹介するCB TALKはグループチャットと、1対1のQSOが切り替えで使えるようになっています。
※記事で使用しているアプリ画面のスクリーンショットは、この記事をご覧頂いた時の時期により、アプリの画面表示が異なっている場合がありますのでご了承ください。
まずはスクショから
まずはアプリのスクリーンショットから紹介します。
インストール画面などは飛ばして、実際に使い始めたところの画面から見てみます。
ちなみに、アプリのインストールには電話番号での認証が必要なので、SMSの受信ができる環境が必要となります。
▲これが基本的な画面です。
この画面だと「JPN01」というルームに自分自身がログインしており、ルームには10人のユーザーがいることが表示されています。
このとき、JPN04には3人のユーザーがログインしていることがわかります。
ルームの表示部分にPTTボタンがあるので、このボタンを押しながら交信することになります。
● CH/GROUP
1対1で交信するか、ルームで複数の人とグループチャットするかの切り替えです。
● ROUND/OFF
無効になっていて切り替えできませんでした。別売のマイクとCB機を連携させる機能のようです。
● CB/APP
このスイッチも無効になっていましたが、別売のマイクとCB機を連携させる機能のようです。
● AUDIO/MUTE
スピーカーからの音声をミュート(消音)したいときに使います。スピーカーから音が出ないときはこの設定を確認してみましょう。自分でも知らない間に触ってしまって、スイッチのポジションがMUTEになっていることがたまにあります。
● ON/OFF
CB TALKのサーバーとの接続を切り替えます
● SQUELCH [Km]
スケルチはなんと「Km」表示になっています。
自分の位置を中心にして、交信できる範囲を指定できるようです。
● VOLUME
ボリュームの調整です。
● MIC GAIN
マイクゲインの調整ですが、基本的にAUTOのポジションでも大丈夫そうです。
GPSでユーザーの位置がわかる!
CB TALKの面白いところはスマホのGPSの位置情報が表示されるということです。
ユーザーの現在の場所が詳しく地図上に表示されるので便利な反面、個人情報を意識している方は使いにくい仕様となっています。
▲画面の一番下のスイッチで「MAP」にスイッチをスライドすると、ルームにいるユーザーの現在の位置情報が表示されます。
アプリのアイコンは↓
アプリはAndroidとiOSに対応しています。
レーダー画面に切り替えてみよう
CB TALKでは地図画面表示のほかにもレーダー画面に表示を切り替えることができます。
切り替えは画面の一番下のスイッチを「RADAR」のポジションにスライドするだけです。
▲レーダー画面に切り替え後のスクリーンショットです。
映画で昔に見たような表示に切り替わっています。
これもGPSの測位情報を元に、ユーザーの場所が表示されるようになっていますが、あまり使い道を思いつかない機能です。
ルームで誰かが話しているときは、ユーザー名と「TX」表示がグリーンに点灯します。
自分自身が話し始めると「TX」表示が赤く表示されるようになります。
ユーザー一覧も表示されます
グループチャット画面では、ルームにログインしているユーザーの一覧を表示する機能も備わっていました。
▲画面処理をしているので見にくくなっていますが、ユーザー名と各ユーザーが設定したアイコンを表示しています。
ユーザー名をつける場合は、漢字や、ひらがな、カタカナは避けて英数字だけで登録すると文字化けを事前に防ぐことができるようです。
ユーザー名はフリラコールの方が皆さんにわかりやすいと思いますが、アマチュア無線家の方がコールサイン登録していることもあるので、アマチュア無線のコールを持っている方は、フリラコールとアマチュアコールと併記しておくとアマチュア無線で交信したと機に便利だと思います。
ちなみにユーザー名の一覧が表示されてしまうので「タヌキ・ワッチ」ができません。
チャンネル表示に切り替えてみよう
今まではルームでのグループチャットの画面表示でしたが、1対1でQSOできるチャンネル表示に切り替えてみましょう。
▲現在はチャンネルモードの1chを表示していますが、実際のCB機と同じように40chまで選択することができます。
チャンネル表示にするとスケルチが有効になるようで、スケルチで設定した範囲内にいるユーザーと交信できるようです。
チャンネルモードに切り替えると、自動的にスケルチ(距離制限)が有効になってしまうようで、自局の場所から最大で30kmの範囲内の相手と交信ができるようになっています。
スケルチ操作が30kmまでしか有効になっていないのがわかります。
▲1ch~40chまでチャンネルは選択できますが、特殊な「EC」と表示されるチャンネルにすることができるようになっていますが、もしかしたら緊急用のチャンネルかもしれないですね。
▲PTTボタンをスライドするとアラームボタンが出現します。これは緊急時のアラームということがわかりますね。不用意に触らないようにしましょう。
もしアラートボタンを押してしまうと、地図画面とレーダー画面の両方に30分間黄色いアラートマークが表示されてしまいます。
このボタンはECチャンネルはもちろん、各チャンネルで有効になっています。
※ECチャンネルでも最大30km範囲のスケルチが有効になっています。
音質や品質、ギガとか、電池持ちはどうなってる?
今回紹介しましたCB TALKですが、肝心の音質とか、使用するデータ量が心配ですよね。
まず音質ですが、かなりいい感じの音質で、デジ簡よりも音質はいいと思います。
携帯で電話しているときも音質はいいと感じるので、普通のQSO時に差し障りがあるとは思えませんでした。
スマホアプリなので、通信するときのデータ量は気になるところですが、なんともわからないという感じです。
もちろんモバイル回線環境下でも使用できますが、できればWi-Fi環境下で使った方が良さそうです。
また電池の消費量ですが、意外と電池を消費するような印象を受けました。
外出先での運用はモバイルバッテリーを用意した方が良さそうです。
サービスとしての質ですが、まだ使い始めて浅いのでよくわかりません。
無料のサービスなので、有料のサービスとかと違って質の高いサービスを要求するのは難しいと思います。
業務用で使用するよりも、気軽に趣味の仲間と使うカジュアルなアプリだと感じました。
動画でも色々紹介されていました
Youtube でCB TALKのプロモーションビデオが紹介されていました。
▲動画を見ると、アプリと連携するマイク(DUAL MIKE)も一緒に紹介されています。
DUAL MIKEを使うとCB TALKと連携できることがことが動画からはわかります。