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2019.02.09_NTS111発売の雑感 (2019/2/9 22:39:44)
ついに西無線さんのNTS111予約が始まりましたね。
当局も悩んだ末に300台(75,000円)コースで1台予約しました。
新スプリアス対応のリグ購入は初めてです。(写真は西無線さんのHPから借用)
本当は受信だけでなく送信音質などもフィールドテストでダメ出しを行い、量産版にフィードバックしてもらいたかったのですが、そこは今までの各種製品開発のご経験でカバーされているのを信じたいと思います。
正直、価格については誰でも気軽に買える45,000円くらいに抑えてもらいたかったです。
冷静に考えると、ICB-87Rの定価が27,150円。今の物価は当時の2倍くらいなので、今で言うと55,000円くらい。
ソニーのような大企業でそれまで培ったCB機のノウハウの土台もあるという有利性をほとんど持たない西無線さんのご苦労もあるでしょうから、55,000円以下というのは難しいのかもしれません。
だからといって、NTS111のデザインはICB-87Rに比べ極めて簡素で脆い仕様となっているので、せめて65,000円。75,000円や85,000円は高すぎの印象は拭えません。
それでも予約させていただいたのは、「27MHzで今後も遊びたい。」といった想いだけです。
85,000円あればアマ無線のFT-818を購入し、28MHzAMや50MHzAMを楽しめるのですが、こればかりは個人的な好みの問題なので、どっちがいいと議論しても始まらないと思います。
ただ、今回の実情を見るにつけ、「CBは初心者向けとしては薦められない分野」、「比較的自由に趣味にお金を使える人向け」ということを強く思い知らされました。非常に残念です。
以前は、
「誰でも簡単に手に入る無線機を使って遊ぶ。季節によっては、たまにEスポQSOができて大喜で出来る趣味」
だったのが、当局もやっていますがSNSや動画サイトを通じて「EスポQSOの面白さ」がスポットを浴び、いつの間にか
「年中EスポQSOを追いかける。そのためには高性能で多少高価になっても致し方ない。」
という逆転現象が起きている感があります。(それに加え、競争原理が働きにくい状況だったこともありますが。)
今後は、若い人達には、「DCR→アマ無線FT-818で電離層通信→CB」の流れを薦めるのがよさそうです。
この先、「誰でも簡単に手に入る無線機」が登場するかは解りませんが、せっかくコスト意識を強く持って開発してくださった西無線さん。今後の応援も含めて、予約させていただいたと自分なりに納得しています。
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