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feed 姥ヶ岳(山形県西川町) (2019/5/6 5:05:43)


 好天に恵まれた5月5日、月山の一角にある姥ヶ岳に登ってみました。この山は夏場、山頂部が高層湿原となって木道が敷かれ、登山者も多く、無線をする場所はありません。今時期なら広く残雪に覆われ、どこでも運用可。ということで、この山での無線運用は今だけの楽しみ、ということになります。標高1670m、QTHは西村山郡西川町。


志津温泉から姥ヶ岳


 リフトが8時スタートとのことなので、自宅を5時30分に出発。7時20分に姥沢駐車場着。身支度を整え、ここから雪面を歩きリフト乗り場へ。約15分で一気に標高1500m地点へ。見渡す限りの雪面に姥ヶ岳の急斜面が迫ってきました。春スキー本番で、ほとんどがスノーボードやスキー客ですが、数人が月山本山をめざして登っていきました。こちらはゆっくりと姥ヶ岳へ。ステップを切ってひたすら雪面を登るのみ。30分で山頂着。残雪から木道の一部が表れて絶好の展望台となっていました。正面に朝日連峰、その奥に飯豊連峰の一部、北に鳥海山。そして眼下には日本海。粟島も霞の中に浮かんでいました。快晴、無風。何度か登っていますが、こんな穏やかな姥ヶ岳は初めてです。


山頂より朝日連峰

鳥海山


 広い雪原の一角にアンテナを設置。3時間ほど山頂に留まり、休みを入れながら無線運用を続け多くの局に交信いただきました。パイルになったかと思うと、CQを出してもなかなか声が掛からなかったりですが、面白い伝搬もありました。



 <本日の装備>
 リグ FTM-10S(145MHzFM)ID-51(D-STAR)
 アンテナ 2エレ八木(ナテック)
 バッテリー リチウム電池18657(4本直列)

 はじめにD-STARレピーターのアクセスを確認してみました。新潟430レピーターのみダウンリンクあり。山掛けでCQを出してみましたが応答なし。仙台青葉レピーターにもアクセスを試みましたが、月山本体が壁となってうまく届かないようです。

 さて145MHz。FTM-10Sのハイパワー設定(10W)でCQを出してみました。7エリア山形、福島、秋田各局。0エリア新潟各局、9エリア石川各局に交信いただきました。アンテナは終始南西向き固定としましたが、北も秋田県山本郡三種町から呼ばれました。距離180kmほど。多くは0エリアからで、新潟市、三条市、長岡市など。新潟市とは見通しに近いようでほとんどが59、長岡市は内陸に入り朝日連峰が壁になるのか「GPでは厳しい」とのことで、八木を向けていただき53。9エリア石川局はいづれも能登半島、七尾市と珠洲市固定局。ビッグなアンテナでも向けていただいたのかと思ったら七尾市局は3段GP、珠洲市局はディスコーンとのこと。どちらも52から53の安定した信号でした。最遠方交信は七尾市で315km。帰宅後、カシミールで確認したところ、能登半島とは佐渡島あたりをかすめ、ほとんどが海上伝搬でした。気持ちよく飛んでいくようです。久しぶりに日本海側の伝搬を実感しました。

 交信いただきました各局さま、ありがとうございました。



地蔵池より







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