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大年寺山で1200MHz (2019/5/12 16:21:49)
アイコムの新機種IC-9700効果で1200MHzの運用局が増えている? 先日、蔵王地蔵山で交信の際にそんな情報をいただきました。物置に眠っていたDJ-G7。4年以上電源を入れてなかったので作動するか不安でしたが、充電して使ってみることにしました。
移動地は大年寺山東端のいつもの場所。この周辺で唯一テレビ塔からの抑圧を受けずに済む運用ポイントとなります。はたして1200MHzは?さっそく10エレループを三脚に設置し、ワッチしてみるとノイズや抑圧はほとんどみられません。ただ、1200MHz運用局が増えている、という状況もまったく感じられず、バンド内、交信は皆無、なんの変調も聞こえてきません。アンテナをゆっくり回してみましたが、結果は同じ。
この状況では1200メインをワッチしている局がいるとも思えませんでしたが、ダメもとで何度かCQを出したところ、ノイズの中にかすかにこちらを呼ぶ変調が聞こえてきました。ほんの少し慎重にアンテナを回すと51で入感。いつも2mでお世話になっている方からの応答でした。登米市の蚕飼山(こがいさん)移動局。お聞きすると標高418mの岩手県境近くの山だそうで、たいへん見晴らしの良いロケのようです。RH951Sというハンディホイップとのこと、双方1W、52-51でレポート交換。スケルチが開かなくなる場面もありましたが、大きな崩れなく交信を続けファイナルを送りました。はじめにCQを出した際のアンテナ向きがもう少しズレていれば、応答はなかっただろうと思います。帰宅後、カシミールで調べてみると、距離75km。「見えない」判定ですが、見通しに近い位置関係とわかりました。
続いて七ヶ浜町固定局に応答いただきました。18エレ八木とのことで、こちらも向きを合わせ59-59。その後、10Wから3Wにパワーダウンされたとのことで、55に。七ヶ浜町とはほぼ見通しで、145や430ならここまで信号強度が下がることはありません。パワーによる信号の強弱が顕著に表れるようで、VUとはだいぶ違うな、との感触でした。また、お相手の局はGPでいったん受信し、八木で慎重に方向を探る、という2段構えの方法をとっているとのことでした。試しに自分の10エレループを回してみたところ、59の信号がまったく聞こえなくなり、ビームを合わせたときは面白いように信号の浮きが感じられます。振幅が予想を超えて大きい、あらためてそんな印象を受けました。
断続的にCQを出しましたが、本日の交信は2局のみ。増えているかどうかは別として、運用局が実際におられることがわかり、ボウズにならなかっただけでも幸運でした。最大パワー1W、そして独特の伝搬、交信実績を重ねたいとは思うものの、お相手が・・・。G7+10エレループ、これからもこの組み合わせでときどき運用してみます。
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