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feed 蚕飼山(こがいさん) (2019/6/9 20:41:46)


 ここからQRVされている局と何度か交信したことがあり、一度訪ねてみたいと思いながらなかなか実現しなかった山です。QTHは宮城県登米市(旧東和町)。標高418m。天気予報では北に行くほど良さそうということで、本日ドライブがてら探索を兼ねて訪ねてみました。山と言っても登山の対象ではありません。山頂の真下まで林道が伸び、歩くのはほんの2~3分。

 仙台の自宅を6時に出て、三陸道を一路北上。登米東和インターを降り、米川地区から国道456号に進むとまもなく右手に「蚕飼山入口」の大きな標識がありました。すぐに未舗装の林道となりますが、思ったほど荒れた感じはなく、15分ほどで仮設トイレのある広場に到着。特に標識はありません。林道はさらに続きます。初めての山でよくわからず、このまま行くと下ってしまいそうなので、ここで間違いないのでは?ということで駐車。よく見ると山頂への細道が階段状に続いていました。





 山頂には一本杉と小さな祠がありました。まわりは小広い草地となって遮るものはありません。西に先週登った栗駒山、東に室根山。周りは同じくらいの高さの名の知らない山々が連なっていました。眺望に恵まれ、雰囲気の良い山頂。気に入りました。

 今日はXも一緒なので、短時間の運用です。
 <装備>
リグ FT-817(2mFM、 SSB)、ID-51(D-STAR、DV)
アンテナ 2エレ八木(145MHz、430MHz)




 2mFMでCQを出したところ、福島、宮城、岩手各局に交信いただいた後、思いがけず8エリアから応答いただきました。北斗市固定局。53-53でレポート交換。QSBがあり、ピークで55まで上がったかと思うと51まで下がる場面もあったものの、すべて了解でき、交信を続けることができました。15エレ八木2列2段をお使いとのこと。コンディションが上がっているのでは?と思い、SSBをワッチすると、41ほどで「・・・/8」とかすかな変調が聞こえてきました。コールサインがなんとか了解でき、呼んでみましたがコールバックありません。しばらくして、少し信号が強くなったところを見計らって再度ゆっくりめに呼んでみたところ、今度はコールバックあり。51-52。北海道松前町移動局。こちらは終始了解できましたが、相手局は厳しかったようです。コールサイン、レポート、QTHを確認しファイナルとなりました。どちらも距離320kmほど。栗駒山や蔵王と違い、ここはわずか標高418m。このような低山で8エリアと交信できたのは初めてです。コンディション、タイミング、相手局のFBな設備や移動地と好条件が重なったのかもしれませんが、伝搬的にも面白い山頂なのかもしれません。






 D-STARレピーターへのアクセスも試みてみました。仙台青葉430、仙台430ともダウンリンクあり。花巻、滝沢は不可。仙台青葉430から山掛けで1局交信いただきました。仙台方向は悪くないようです。



 帰路、大籠のキリシタン殉教公園に寄ってみました。








 蚕飼山のふもと、米川や大籠地区は隠れキリシタンの里でもあります。周辺には江戸時代、弾圧に屈せず改宗しなかったため処刑されたとされるキリシタン刑場跡が点々と今も残っています。大籠地区だけで300人を超す人々が殉教したのだとか。その数300余段の階段を上った眺めの良い丘の上に「殉教記念クルス館」がありました。過酷な歴史を刻んできたこの地区も今は静かな山里です。







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