無線ブログ集
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新規に市民ラジオを開局検討の方へ(参考) (2014/5/13 7:42:45)
掲示板を見ていますと、今年は昨年以上に次々に往年のCBerが再開局(復活)なされています。
昔から市民ラジオを運用されていた局は、トランシーバーと当時の免許証が押入れから出て来る率が高いと思いますのでさほど不自由は無いかと思っています。
しかし、市民ラジオを初めて開局しようとしている方は、既に発売終了している市民ラジオを入手するのは、意外に難しい(リスクが高い)と思っています。
そこで一般論にはなりますが、リグ入手のアドバイスを。ひとつの参考になればと思っています。
その前に市民ラジオの通話距離について。
市民ラジオは市街地では1~2kmしか飛びません。家の中では家庭内ノイズで実質使い物にならないでしょう。
郊外の見晴らしの良い丘(50~100m)に上がれば20~30kmは飛ぶでしょう。
山岳移動(概ね500m以上。条件で異なる)であれば50km以上の交信が可能です。
また海岸線沿いなら、更に海上伝播も有り100km近い距離での交信も可能です。
でも、DXするには、それなりに努力と知恵と根性が必要です。
机に座りながら市民ラジオをと考えている方は、残念ながらあまり良い成果を出せないでしょう。そして、「なんだ、やっぱり市民ラジオはこんなもんか」と感じて市民ラジオの魅力がわからぬまま去って行くと思います。
市民ラジオの運用で大切なのは、いかにノイズが低く電波が落ちて来る場所を見つけ自分自身が移動するかです。
無線の醍醐味、Es QSOに特化したいなら、水田、河川敷、海岸線、池、沼、湖など、水が張ってある地へ移動するのがお勧めです。
さて、本題。
まず初めに入手するトランシーバーは、ハンディ機でしょう。異論が有るかもしれませんが。
勿論ポータブル機(据置型)が買えれば最高ですが、皆さん欲しがっていますので、高値になりますし、山岳移動の際の利便性を考えてハンディ機としました。
選ぶポイントは、
ロッドアンテナ、8ch機、ハンディタイプ。
お勧めはナショナルのRJ-410
小型で持ち運びが楽。Sメーターが無いのが残念なのですが、入門機には良いと思っています。
またはICB-870TかICB-880T、さらにはICB-87Rの初期型。
しかしICBシリーズ(SONY製)は比較的高値になる可能性が有る為、安く購入したいと言う型には、RJ-480D。
デザイン的にSONYに軍配が上がってしまいますが、ナショナルの市民ラジオは、今でも十分使える機種が多く実用面ではSONYの上を行きます。
次にPTTを押すのに力が必要で指が痛くなるのですが、日立CH-580。CH-580は業務用がターゲットだったのかなかなかタフです。AGCの関係で、無信号だと、スピーカーから音がしないので故障?と思うかもしれませんが、そうでは有りません。
これらのトランシーバーのどれかを買えば、1台目のリグとしては、そう問題は無いと思っています。
次にヘリカル機
賛否両論あるのですが、結論から言えば、ヘリカル機を1st リグ(トランシーバー)にするのはあまりお勧め出来ません。
理由は無線は波長に合わせた計算で長い長さのアンテナほど良く飛びますが、ヘリカル機は、アンテナが短いと言う利便性を重視した為、飛びにロスが多く発生してしまいます。(グルグルグルとアンテナを短縮している為)
ICB-87HやICB-88Hなど、個人的にはお勧めで有っても、最初の1台目にヘリカル機を選びますと、どうにも飛びが落ちる為、特にEs QSOの時に差が出てしまいますね。
山岳移動でヘリカル機を使うだけなら有りかもしれません。
あくまで個人的意見の為、反対意見も有るとは思いますが、これから市民ラジオを購入しようとされる方へのアドバイスでした。
市民ラジオはアマチュア無線と異なり、ロッドアンテナしか使えません。
また出力も0.5wと制限を受けています。
この制約の中 (つまり土俵は同じ) でいかに自分が動きベストな運用ポイントをみつけるかが楽しさの鍵になります)
あくまでご参考まで。
昔から市民ラジオを運用されていた局は、トランシーバーと当時の免許証が押入れから出て来る率が高いと思いますのでさほど不自由は無いかと思っています。
しかし、市民ラジオを初めて開局しようとしている方は、既に発売終了している市民ラジオを入手するのは、意外に難しい(リスクが高い)と思っています。
そこで一般論にはなりますが、リグ入手のアドバイスを。ひとつの参考になればと思っています。
その前に市民ラジオの通話距離について。
市民ラジオは市街地では1~2kmしか飛びません。家の中では家庭内ノイズで実質使い物にならないでしょう。
郊外の見晴らしの良い丘(50~100m)に上がれば20~30kmは飛ぶでしょう。
山岳移動(概ね500m以上。条件で異なる)であれば50km以上の交信が可能です。
また海岸線沿いなら、更に海上伝播も有り100km近い距離での交信も可能です。
でも、DXするには、それなりに努力と知恵と根性が必要です。
机に座りながら市民ラジオをと考えている方は、残念ながらあまり良い成果を出せないでしょう。そして、「なんだ、やっぱり市民ラジオはこんなもんか」と感じて市民ラジオの魅力がわからぬまま去って行くと思います。
市民ラジオの運用で大切なのは、いかにノイズが低く電波が落ちて来る場所を見つけ自分自身が移動するかです。
無線の醍醐味、Es QSOに特化したいなら、水田、河川敷、海岸線、池、沼、湖など、水が張ってある地へ移動するのがお勧めです。
さて、本題。
まず初めに入手するトランシーバーは、ハンディ機でしょう。異論が有るかもしれませんが。
勿論ポータブル機(据置型)が買えれば最高ですが、皆さん欲しがっていますので、高値になりますし、山岳移動の際の利便性を考えてハンディ機としました。
選ぶポイントは、
ロッドアンテナ、8ch機、ハンディタイプ。
お勧めはナショナルのRJ-410
小型で持ち運びが楽。Sメーターが無いのが残念なのですが、入門機には良いと思っています。
またはICB-870TかICB-880T、さらにはICB-87Rの初期型。
しかしICBシリーズ(SONY製)は比較的高値になる可能性が有る為、安く購入したいと言う型には、RJ-480D。
デザイン的にSONYに軍配が上がってしまいますが、ナショナルの市民ラジオは、今でも十分使える機種が多く実用面ではSONYの上を行きます。
次にPTTを押すのに力が必要で指が痛くなるのですが、日立CH-580。CH-580は業務用がターゲットだったのかなかなかタフです。AGCの関係で、無信号だと、スピーカーから音がしないので故障?と思うかもしれませんが、そうでは有りません。
これらのトランシーバーのどれかを買えば、1台目のリグとしては、そう問題は無いと思っています。
次にヘリカル機
賛否両論あるのですが、結論から言えば、ヘリカル機を1st リグ(トランシーバー)にするのはあまりお勧め出来ません。
理由は無線は波長に合わせた計算で長い長さのアンテナほど良く飛びますが、ヘリカル機は、アンテナが短いと言う利便性を重視した為、飛びにロスが多く発生してしまいます。(グルグルグルとアンテナを短縮している為)
ICB-87HやICB-88Hなど、個人的にはお勧めで有っても、最初の1台目にヘリカル機を選びますと、どうにも飛びが落ちる為、特にEs QSOの時に差が出てしまいますね。
山岳移動でヘリカル機を使うだけなら有りかもしれません。
あくまで個人的意見の為、反対意見も有るとは思いますが、これから市民ラジオを購入しようとされる方へのアドバイスでした。
市民ラジオはアマチュア無線と異なり、ロッドアンテナしか使えません。
また出力も0.5wと制限を受けています。
この制約の中 (つまり土俵は同じ) でいかに自分が動きベストな運用ポイントをみつけるかが楽しさの鍵になります)
あくまでご参考まで。
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