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考察 (2019/9/19 18:41:23)
昔やった勉強のおさらいで考察してみます。
【電波の見通し距離と送受信アンテナ高の計算】
サンプルデータとして、今回のQSOデータで検証してみます。
鳥海山 ~ 北奥千丈岳
4,121×(√ H1+√ H2)
√=ルートです。
H1=(鳥海山の標高+アンテナ高)=2229m+1m=2230m
H2=(北奥千丈岳の標高+アンテナ高)=2601m+1m=2602m
(こちらのリンクで数値を入れると計算してくれます。)
http://www.jh4vaj.com/archives/5238
計算結果:404.82Km
カシミール測定距離:378Km
机上計算では、上記の2点間距離が404Kmまで離れても交信が可能、
つまり378Kmであれば、電波の見通し距離内と言うことになります。
これが2点間の距離が405Kmを超えていることになれば、他に何らかの
影響を及ぼしている要因が存在することになります。
CBの場合、特に影響を及ぼしていると思われるのが対流圏伝搬です。
上空の10~15Kmにある対流圏で、日の出前後の暖かい空気と冷たい空気が
急激に入れ替わる際に屈折現象が起こり、電波が遠方まで伝わります。
日の出前後に電波の見通し距離以上のQSOが出来る場合は、この影響を受けていると
推測されます。
日の出前後はQSO可能だが、それ以降はQSO出来なくなるのも特徴の一つかと思います。
CBに近い周波数の28MHzでのエピソードを一つ。
以前、ALL JAコンテストの28MHzで参加した時、同部門で3連覇した28MHzの猛者から
アドバイスを貰ったのは、”朝方、東ビームにすべし” と言う事でした。
東ビーム?にしてマルチなんか取れる訳ないだろうと思いましたが、実践すると北海道のマルチが
面白いようにとれる。
これ、日の出方向にビームを向けて、対流圏伝搬でマルチを取る方法なんですね。
これを知らないと、本当の見通し距離と突発的なEスポ頼みしかなくなります。
<ALL JA コンテスト 2011年、2012年>
https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/all_ja/2011/entry.html#X28
https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/all_ja/2012/entry.html#X28
<書きかけです。>