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feed 高瀬峠―大森山(影倉山)11/4 (2019/11/4 18:25:43)


 大森山という名称の山は宮城県内にいくつかあります。阿武隈山地、亘理丘陵にある大森山は角田市と山元町の境に位置し、山元町側では影倉山の名が付いています。標高315m。昨年1月に登って以来なので、1年10ヵ月ぶりということになります。もともと藪っぽい山道ですが、どんな様子なのか、気になって登ってみました。

 常磐線で山下駅へ。山元町側の高瀬峠入り口から入山しました。採石場までの約1kmはしっかりした林道となっています。でも、林道と言えるのはそこまで。自分は何度か登っているのでわかりますが、初めての人であれば、そもそもこの先に道があること自体わからないと思います。以前にも増して藪と倒木を踏み越えて進む感じで、林道どころか杣道ですらない有様となっていました。「路肩注意」の看板がかつて車道であったことをわずかに示すのみ。もはや荒れ放題というより、元の自然の状態に戻りつつあると言えるのかもしれません。


林道入口(採石場の先)



高瀬峠


 30分ほどで、見覚えのある峠に到着。ここから北に登ると疣石山。南が大森山となります。小さな標識はあるものの登山道の入り口が藪で覆われ、手入れされている様子はありません。踏み跡も消えつつあります。植林された尾根をたどり、峠から約30分で大森山到着。地味な亘理丘陵の中でも眺望に恵まれた山頂で、今日は吾妻小富士や家形山、高山が見えていました。








 しばし無線運用した後、この山頂の先、新城山に登って小斎峠に出るつもりで下山し始めました。たしか大森山を南に下ると林道分岐があり、新城山入口まで尾根沿いに道が続いているはず。記憶を頼りに下ったものの、林道の分岐が見当たりません。かなり直進してから見落としたことに気づき、引き返しながらよく探すと、ガードレールごと密藪に覆われた分岐がありました。昨年来たときはしっかりした林道であっただけに、これは想定外。もはや道にあらずということで大森山に戻り、一息ついて昼食としました。

 帰りも高瀬峠を通って藪道を下山。大森山から高瀬峠に下る際、疑いなく直進したところ、別尾根に迷い込みそうになってしまいました。この山域では何度も道迷いを起こしています。ほんと油断なりません。深山や鷹討山あたりは整備されていますが、この辺りは相変わらず手ごわいものがあります。もっとも、藪を漕いだり、道に迷ったり、どこに通じるのかわからない細道を下ってみて意外な発見があったり、それが低山の楽しみと言えなくもありませんが・・・。






 無線の方は、ID-51とRH-660Sの組み合わせ(145MHz)で県内のほか、福島県南相馬市、北塩原村の各局と交信いただきました。また、いつもお相手いただいているJP7IEL局とFM、DVで交信実験。双方5W、距離約70km。少し北にある鷹討山では厳しかったことからダメもとで呼んでみたところ、430(3エレ)であっさりつながってしまいました。弱いものの不安のない信号。これならRH-660Sでも可能では? ハンディ機直付けにし、動き回ってポイントを探したところ、430、145とも良好な伝搬で交信することができました。電波の通り道(ホットスポット)に合わせればいやでも信号は上がる。手持ち運用も面白いです。





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