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LCメーター LC100-A (2020/2/17 16:06:31)
手元にあるLCメーターは主にゲルマラジオのコイル作りに使ってきました。インダクタンスが200μHまでのレンジのため、VHF用の小さなコイルは測れません。この間、145MHz電圧給電アンテナのコイルを様々作ってきたものの、インダクタンスがいくらなのか、確認するすべはありませんでした。計測器があれば、目的の周波数にマッチングするインダクタンスをあらかじめ把握でき、その数値に合わせ込めばベストな回路が組めるはずです。
そんなことを試してみたいと思い、LC100-AというLCメーターを購入してみました。
測定範囲は下記のとおりです。
1.キャパシタンス(0.01pF-10uF)
2.インダクタンス(0.001uH-100mH)
3.Hi.L範囲 大きなインダクタンス(0.001mH-100H)
4.Hi.C範囲 大きなキャパシタンス(1uF-100mF)
高額な機種は別として安価(2000円弱)でインダクタンスが0.001μHから測れるLCメーターは少ないと思います。2週間ほどで到着した箱の中には、本体とUSBケーブルが同梱されていました。説明書はありません。5V仕様でUSBと電源コネクターの2方式。ネット情報を参考にさっそく使ってみました。
「L/C」ボタンでどちらかに切り替えます。
<キャパシタンスの測定>
ミノムシクリップを開放状態でゼロ補正ボダンを長押しするとOK画面となり、そのまま押し続けると< DATA SAVED >画面が表示され、測定可能状態となります。5pFコンデンサーを測定したところ5.5pF、5pFバリコンは最大で5.00pFとなりました。目安をつかむには問題ない精度です。同軸ケーブルで作ったコンデンサー容量も測ってみました。2.63pF。微小単位まで測れるので、容量調整に使えるかと思います。
5pFバリコン最大値
同軸コンデンサー
<インダクタンスの測定>
こちらが本命。まずミノムシクリップを短絡状態にします。「0.000μH」と表示され、この画面が出た状態でゼロ補正ボダンを長押しすると「OK」画面となりそのまま押し続けると< DATA SAVED >画面が表示されます。これで測定可能となります。この機種に限らず、インダクタンスの測定はけっこうやっかいです。クリップリード線を広げたり、近づけたりするだけでも数値が変わってしまいます。操作中、よくわからない動作も時々発生しました。電源を入れ直したり、上記ゼロ補正をその都度おこなう必要があるようです。
この状態からゼロ補正
はじめに、あらかじめアナライザー(ディップメーター)にて145.000付近でディップしたコイルを測定しました。
太さ2.2mm銅管、外径2.3cm、3回巻き。インダクタンスは0.134μHとなりました。数値が正しいのかどうか確かめようがありませんが、目安にはなります。
条件を変えていくつか別のコイルを作ってみました。
太さ2.2mm銅管、外径2.3cm、4回巻き
太さ2.2mm銅管、外径1.2cm、6回巻き
太さ1.7mm銅線、外径1.2cm、6回巻き
どれも間隔を縮めたり広げたりして、目安である0.130μH付近に調整しました。
次にこれらのコイルに5pFバリコンをつないで回路を組み、どのあたりで共振するかアナライザーで測定してところ、いづれも思惑通り145MHz帯でディップしてくれました。
2m用電圧給電アンテナ(1/2λ)を作る場合、インダクタンスを0.130~0.140μHあたりに追い込んでおけば、コイルの形状や大小にかかわらず整合が取れるということかと思います(あくまでLC100-Aによる自分の測定での値)。いづれ、数値で目安が得られるのはありがたいです。
使い勝手や動作に気難しいところはありますが、小さなコイル作りにこれから重宝しそうです。
そんなことを試してみたいと思い、LC100-AというLCメーターを購入してみました。
測定範囲は下記のとおりです。
1.キャパシタンス(0.01pF-10uF)
2.インダクタンス(0.001uH-100mH)
3.Hi.L範囲 大きなインダクタンス(0.001mH-100H)
4.Hi.C範囲 大きなキャパシタンス(1uF-100mF)
高額な機種は別として安価(2000円弱)でインダクタンスが0.001μHから測れるLCメーターは少ないと思います。2週間ほどで到着した箱の中には、本体とUSBケーブルが同梱されていました。説明書はありません。5V仕様でUSBと電源コネクターの2方式。ネット情報を参考にさっそく使ってみました。
「L/C」ボタンでどちらかに切り替えます。
<キャパシタンスの測定>
ミノムシクリップを開放状態でゼロ補正ボダンを長押しするとOK画面となり、そのまま押し続けると< DATA SAVED >画面が表示され、測定可能状態となります。5pFコンデンサーを測定したところ5.5pF、5pFバリコンは最大で5.00pFとなりました。目安をつかむには問題ない精度です。同軸ケーブルで作ったコンデンサー容量も測ってみました。2.63pF。微小単位まで測れるので、容量調整に使えるかと思います。
5pFバリコン最大値
同軸コンデンサー
<インダクタンスの測定>
こちらが本命。まずミノムシクリップを短絡状態にします。「0.000μH」と表示され、この画面が出た状態でゼロ補正ボダンを長押しすると「OK」画面となりそのまま押し続けると< DATA SAVED >画面が表示されます。これで測定可能となります。この機種に限らず、インダクタンスの測定はけっこうやっかいです。クリップリード線を広げたり、近づけたりするだけでも数値が変わってしまいます。操作中、よくわからない動作も時々発生しました。電源を入れ直したり、上記ゼロ補正をその都度おこなう必要があるようです。
この状態からゼロ補正
はじめに、あらかじめアナライザー(ディップメーター)にて145.000付近でディップしたコイルを測定しました。
太さ2.2mm銅管、外径2.3cm、3回巻き。インダクタンスは0.134μHとなりました。数値が正しいのかどうか確かめようがありませんが、目安にはなります。
条件を変えていくつか別のコイルを作ってみました。
太さ2.2mm銅管、外径2.3cm、4回巻き
太さ2.2mm銅管、外径1.2cm、6回巻き
太さ1.7mm銅線、外径1.2cm、6回巻き
どれも間隔を縮めたり広げたりして、目安である0.130μH付近に調整しました。
次にこれらのコイルに5pFバリコンをつないで回路を組み、どのあたりで共振するかアナライザーで測定してところ、いづれも思惑通り145MHz帯でディップしてくれました。
2m用電圧給電アンテナ(1/2λ)を作る場合、インダクタンスを0.130~0.140μHあたりに追い込んでおけば、コイルの形状や大小にかかわらず整合が取れるということかと思います(あくまでLC100-Aによる自分の測定での値)。いづれ、数値で目安が得られるのはありがたいです。
使い勝手や動作に気難しいところはありますが、小さなコイル作りにこれから重宝しそうです。
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