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feed 移動用アンテナ比較(145MHz)その2 (2020/3/7 17:48:26)

 前回に続き、大年寺山の同じ場所にてアンテナ比較をしました。約40km離れたJP7IEL局の環境も変更なし。双方ハンディ機5W。

 まずは基準としているRH-770(1/2λノンラジアル)。本日は51-53となりました。低めのレポート。もともと1~2m動くと入感しなくなる位置関係で、前回とほんの少しポイントがズレたのかもしれません。




◎NR2C改造+1本ラジアル(3/4λ)
 前回はこのアンテナのみノイズで聞き取れなくなりました。本日のレポート51-53。RH-770に比べやはりノイズを多めに拾いますが、今日は聞き取れないということはありませんでした。1本ラジアルなので弱い指向性があります。ベストのところに合わせた状態で、RH-770と同等でした。長めのエレメントかつラジアル付きなので、もう少し強くて良いのでは?と思わなくもありませんが、こうして比較してみるとそうでもないです。


◎SB7(3/4λノンラジアル)
 開局当初に購入したものです。わりと軽量で3分割でき、山岳移動で何度か使いました。メーカー公称ほどの利得は感じられず、物置に眠ったままになっていました。購入から十数年経過しています。レポート51-53。上記のNR2C改造+1本ラジアルよりノイズは少なく、聞きやすく感じました。ただ、信号自体はID-51のメーター読みでも耳SでもRH-770より良いということはありません。同等。


◎アローラインAL-144F(エレメント改造)
 エレメントを銅パイプに換え、純正より2.5cm長い48.5cmに改造してあります。現地にてアナライザーで測ったところ、自分でも驚くほどマッチングの取れた状態になっていました。JP7IEL局からは「これは強いですね。これまでの3本と明らかに違う」とのレポートをいただきました。こちらもSメーターで2個上昇。レポート53-55。このアンテナは山でずいぶん使いました。良く飛ぶとの実感はありましたが、こうして他のアンテナと比較したのは初めてです。利得0db(2.15dbi)ではありますが、丈夫な電波を輻射することは間違いないようです。ただし、純正のままでの比較ではありません。






◎J型アンテナ(1/2λ ノンラジアル)
 このアンテナは10年くらい前に作ったものです。給電部に4:1バランを付けてあります。その後、もう1本バランなしで作りましたが、やはりバランを付けた方が送受信とも安定します。今回はバラン有りの方です。アナライザーで測ったところ、ほぼベストな状態でした。JP7IEL局から「これも強い。アローラインより少し良いのでは?」とのレポートをいただきました。54-55。こちらにはアローラインと同等の信号で入感、ほとんど差は感じられませんでした。このアンテナの動作は1/2λ電圧給電で、RH-770と同じです。ただ、LC回路を使わず、ショートスタブでマッチングさせるところがミソで、損失が少ないのかもしれません。




 好結果のアローラインとJ型アンテナは、二つとも何度も山で使って良い印象を持ったアンテナです。その印象はまんざら間違いではなかったようです。
















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