無線ブログ集
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伸びしろに期待を持たせてくれる 新技適 ICB-R5 (2020/3/7 20:53:10)
あちこちで市民無線機の新技適取得のニュースが聞かれる中、いながわRCメンバーによってSONYのICB-R5も新技適の対象となりました。見た目はICB-770に似てるものの、ICB-R5は内部構造が複雑で中を開けるのは面倒だそうです。それをなんと希望者には新技適取得の代行まで行うというのだから驚きです。
すばらしいのは、これからの流れでしょうか。技適取得された1台をベースに夏前までフィールドテストを繰り返し、改善すべき点は改善した上で一般公募を行うとのこと。ICB-R5の良さは残しつつ、現在のSR-01一強の市民無線界に一石を投じる無線機になるそうです。
2月25日に技適を取得後、このICB-R5は先週の関西OAMでのチェックインに使われ、来週はいながわロールコールでも使われるそうです。その合間の今週末は1エリアにやってきました。スイタIN046局によって運用されている場所に遊びに行き、触らせてもらいました。
見た目はオリジナルのICB-R5とほぼ同じです。大きな違いはPTT付きのマイクが付いていることでしょうか。今後は送受信ができる8チャンネルに加え、受信のみの周波数の設定を行う等も検討されているとか。改善の楽しみは止まりません。
電源に単一電池8本は要りません。SR-01でよく使われる通り、単三の充電池がそのまま使用できる点はありがたいです。
これ以外にも見えない部分での改善はたくさんあるようです。トランジスタは互換品への無条件交換となるようですし、水晶の入手困難に対応するためPLLが採用されている点も大きな違いかと思います。現時点での技術的改善点は大きくまとめられているのですが、私が説明できないのでこれ以上は触れないようにしておきます(笑)。
受信性能について、オリジナルのICB-R5、SR-01と比較してみました。Sメータの触れ方はSR-01とほぼ同じでした。オリジナルのR5のSメーターは重いのだとか。そして、スピーカーから復調される音質はオリジナルよりはSR-01に近い感覚です。弱い電波に対する受信性能そのものはオリジナルよりは高いものの、SR-01には少し劣る感じでしょうか。ただ、この点は調整でSR-01と同等もしくはさらなる改善が期待できる感じがしました。
続いて送信性能です。こちらは私が離れた場所で受信させていただきました。信号が強く変調も深く飛んで来たのは、正直なところSR-01でした。オリジナルのICB-R5や新技適ICB-R5よりも頭一つ飛びぬけていました。ただ、こちらも今後のフィールドテストの中で改善されていく気がしてなりません。
今日の比較を見ると、改めてSR-01はトータル的に良くできた無線機であることを実感できるかと思います。ただ、新技適のICB-R5の改善は始まったばかりです。きっと夏前の一般公募までにはSR-01よりすばらしい無線機になっている気がしてなりません。何といっても、熱い
スイタIN046局が絡んでいますからね・・・(笑)。
全国のICB-R5ユーザはこのプロジェクトの動向から目が離せないかと思います。技術的な対応はREPAIRFANさん、受付相談窓口は、いながわHK630局と
スイタIN046局です。一度、連絡してみることをお勧めします。
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■2020年3月7日
【さいたま市 荒川土手】
1026 さいたまFL20局 堂平山 56/56 CB8ch
【所沢市 城山神社】
1207 とうきょうRA711局 雲取山 M5/M5 デジコミ16ch 54km
【東久留米市 イオン】
1516 みずほKN504局 みずほ町 M5/M5 デジコミ15ch 17km
1523 ナゴヤAB449局 子授け地蔵 M5/M5 DCR14ch
1526 おおさかAA23局 さいたま市緑区 M5/53 DCR14ch
1530 さいたまAS731局 戸田市 M5/54 DCR14ch
【清瀬市
犬の散歩QRV】
1711 東京HM61局 羽村市 M5/M5 DCR15ch