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フリラで駅前QRVにチャレンジ! (2020/3/28 6:00:00)
先日記事にもしましたが、SNSで「駅前QRV」というのがブームになっています。
アマチュア無線家が気軽に通勤や通学の合間に運用するというスタイルが受けているようで、徐々に運用者を増やしているようで、平日でも以外とハンディー機でもQSOが成立しているようです。
そこでフリラでも駅前QRVをやったらQSOできるのかチャレンジしてみました。
山手線で駅前QRV!
駅前QRVを行ったのは3月の平日です。
JR東日本の山手線を使う予定があったので、例の新駅「高輪ゲートウェイ駅」からQRVです。
まあ、結果から行ってしまうとボウズ!
まあ、平日のフリラ運用ですから期待はしてませんでした。
ボウズが怖くてフリラができるか、というような感じです。
それにしても業務局がほとんどのチャンネルで聞こえてきます。
あまり高輪ゲートウェイ駅で粘っても相手がいなさそうな雰囲気なので、場所を変えて運用してみました。
二つ目の駅はJR山手線と地下鉄三田線の「巣鴨駅」です。
最初は特小でCQを出してみます。
巣鴨駅周辺は入ってくるのは業務局ばかり、特小も業務局の使用率が高いです。
チョット粘ってみましたが特小はボウズです。
▲使用しているのは八重洲のVXD10とダイヤモンドのSRH350DRです。
そろそろ時間切れかなとデジ簡の運用に切り替えたところQSOでしました。
2局の方とQSOできました。
1局目が、東京都北区の固定局の方です。
2局目が、東京都葛飾区の固定局の方でした。
北区からの方は、モービルホイップからということでしたが、安定して入ってきていました。
葛飾区の方はGPからの運用ということでしたが、トギレトギレでの交信となってしまい、何とかファイナルまでこぎつけたというった感じです。
駅前QRV面白いぞ!
SNSなどではアマチュア無線家の方が駅前QRVを楽しまれている様子が投稿されています。
フリラの方も駅前QRVという言葉は使っていなくても以前から、通勤途中でフリラを楽しまれている方もいらっしゃったようです。
そして意外と平日でもQSOできるということが分かって、駅前QRVの面白さを実感しました。
なお今回の実験で分かったことをまとめてみました。
●アンテナは高利得タイプが有利
デジ簡の場合ですが、アンテナは付属品ではなくて高利得タイプが有利です。
今回使用したアンテナはダイヤモンドのSRH350DRでした。
SRH350DRはロッドタイプなのでもち運びにも便利です。
高利得タイプのアンテナを使うと、受信も高性能化してしまうので、近隣で使用されている業務局もさらに強力に受信してしまいますが、何とか空きチャンネルを見つけて短時間でQSOを終わらせるなどの工夫が必要です。
●出力は5W出してみよう
これもやはりデジ簡ですが、出力は最大の5W出した方がよさそうです。
いつもは1W程度の運用で、距離よりも運用時間を重視したスタイルですが、なるべく遠くの方にも安定して電波を届けたいということで5W運用となりました。
休日の運用と異なり、短時間で多くの方とQSOを行うという目的なので、運用時間よりも飛距離重視の運用スタイルです。
●特小はQRMがはげしい
駅前なので接客業のかたなどで特小のチャンネルはほとんどが使用されています。
休日であれば状況は変化するかもしれませんが、特小での駅前QRVは厳しそうですね。
今回の運用でこんな経験とノウハウを蓄積しました。
駅前QRVも回数を重ねれば、いろいろなテクニックを紹介できそうです。
読者の方からも駅前QRVの報告お待ちしています。