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ICB-770用廉価局発の”newアイディア”と”不具合” (2020/5/24 14:30:38)
■コンディション↓、テンション↑
昨日に引き続きコンディションが上がってくれるかな?と期待し、AM中に鬼怒川河川敷へ出かけるも昨日の様なコンディションには恵まれず、10mFMでパワーを少し上げてもボウズになるような”いつもの栃木”コンディションでした。
とは言え、今日は急遽 嫁さんが一時帰宅出来る目処が立ち、テンションは上向き気味です。
という事で、お昼に帰宅した後は早速実験開始です。
■新たなアイディア
検討しているのは、ICB-770用の廉価局発。機能をぶっ込むのは難しくないのですが、如何に必要な機能を、如何に外観を変えずに実現するか?がキーでもあります。
<アイディア①>
一つ実装しようと思っているのは27.005MHzの受信機能で、これは強制1chのSWを流用し使う予定です。ただ、あくまでも27.005の為だけに貴重なSWを一つ使っちゃうのもなぁ・・・と悩んではいました。ましてや、PLLなのに、追加して聞ける周波数が一つだけというのも勿体ない感じがします。
じゃぁ、チャンネルロータリーSWをロータリーエンコーダーへ変更しマルチチャンネルにするのも容易ではあるのですが、あくまでもCBはあのガチャガチャ感が大事であり、無くすわけにはいかないとも考えています。
そこで、思いついたのが、NASAと同じ階段方式。強制1chのSWを使って、
・2階 :合法1-8ch
・1階 :任意の受信周波数1-8ch
にすれば良いかと。
残る問題は、27.005以外、「一体何を(どこの周波数を)聞くのか?」ぐらいでしょうか?漁業無線や海洋ビーコン、28.305等が面白いのかと思いますが、まだ余る・・・(笑)
<アイディア②>
もう一つが本体についているPTT-SW。かの有名なCB one-Jr. MKⅡはVRへ換装していますが、あの様なFBな形で加工する自信がありません。かっこ悪くしてしまうくらいならDX-44の様に残すのも手なのですが、数少ないUI、ここにも何か割り当てたいところです。
で、思いついたのが、SWの流用。短押しと長押しで2つの機能割付をします。
ボタンの押し時間で2機能割り付けるのは、アマの自作機ではどれでもやっている手法で、特にBEEP音が出ると非常に便利なのもわかっています。
ちなみに、トリオTS-830やNTS-115に採用されている可変帯域フィルタのVRは、スケルチVRを乗っ取ります。そこにさらなる機能が2つ実装出来ることになります。IF-shiftとRITもいいかもしれませんね。
■見つかっている不具合
開発が進む一方で、不具合も見えてきました。明らかなのは可変帯域フィルタのビートです。1st-IFと2nd-IFをマイコンを使ってシフトする制御をしています。
更には、Si531AのPLL発振周波数ズレもプログラムにてガッツリ補正をしています。ところが、PLLの逓倍→分周の都合上、ピッタリ任意の周波数になってくれないポイントがあります。
そのため、27.005MHzの帯域幅5kHzに設定した時のみ、ピーとビート音がなってしまうのです。
対策するには、27.005MHzワッチの時のみ微妙に周波数をずらす特別処理を入れないと駄目ですね。
■改善出来ている問題
地味に改善も進んでいます。
例えば、局発スプリアス対策。ほぼ矩形波、ローカル局曰く”鉄腕アトムの髪型”波形のPLL出力を、出来る限り小型廉価で正弦波に近づけていきます。
↓負荷がぶら下がった対策前の波形
そうすることでスプリアスが下がり、S/NやNFの改善することが出来ました。
↓結構静か(NFの良い)な受信状態になりました。
という事で、とにかく出来るかどうかは別として、「見た目を大事にし、高付加価値を目指す」と夢高々にしている現時点の開発状況はこんな感じです。
非常事態宣言も解除となっていますので、技適化プロジェクトも再開へ向けて急速再開をしたいと思います。
思うだけかもしれませんが(笑)