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NTS115方式、可変帯域幅クリスタルフィルタ (2020/4/29 20:28:00)
■もはや書く必要の無い事
言うまでも無いですが、NTS115の受信側の評判は凄いですね。
よく切れるNB、効果の高い可変帯域フィルタ。どれもあったら良いなぁ、と思う物ばかりです。
■あったら良いなぁをカタチに
あれだけ皆さんが良いなぁと感じている機能であれば、やってみたくなります。
それもあの機能をハンディー機に突っ込んでみたい…。
と言う事で、小型、廉価で作れないか検討を始めました。
■構成
作りは簡単です。
aitendo等で入手出来る、一般的発振周波数のクリスタルでフィルタを作ります。
帯域幅を計算するのに必要な端子間容量は実測します。実際に測ってみると、6個入りですが、容量で分類すると2つに分かれました。ロットなんか関係なくガチャガチャに出荷されている事が判ります(笑)
で、まずは基本的なラダーフィルタを製作。
面倒だったので、2ポールです。fズレが見られますが、こんなもんは後々出てくるプログラムでいくらでも補正出来ます。
あとは、ハンディー機に収める事を考えると、ポール数をどこまで上げられるかですかね。
他にも、アマ機で使っていますが、小型なクリスタルフィルタが入手出来ますので、それを使用する事で(コストアップはしますが)小型化は出来ます。
一方、肝心な局発はコレを使います。
入手出来た安価なクリスタルの周波数に合わせて局発周波数が変えられるのが最大のメリット。
これのプログラムを改変し、NTS115と同じ可変型帯域幅フィルタとします。
可変幅調整はSQLのボリュームを流用し、可変幅は115を参考にします。
■と言う事で、
単純なRITよりも効果的だと思われるNTS115式可変フィルタ。こうやって作ると、安価で、かつ昭和の名機に搭載する事が出来るかと。
目指せ、昭和の顔したNTS115!
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