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【アルファードハイブリッド】フロントブレーキバッドを日立製に (2020/6/14 21:30:13)
どうも こんばんは。"529”です。
さて、今日も久々連チャンの「車ネタ」です。(整備では無いですが、一応本職はこっち・汗)
先週、ここしばらくフィーリングが変だなと感じていたアルハイのフロントブレーキを確認した所、ブレーキパッドが摩耗しまくっていた事が発覚した続編です。
■ブレーキパッドの選定
毎回毎回悩むのは、「ブレーキバッドを何にするか?」です。
基本的に登山や無線での高所運用も多く、またフロントにしっかりと荷重をかける運転が好みです。そんなことも有り、コントロール性が良いパッドを選定したいのですが、ネットに落ちているレビューは、車両も違えば運転の仕方ももちろん違う方の書き込みですので、参考には出来ません。スペックも公開されているものは殆ど無いので、選定はある意味”賭け”でもあります。
で、今回迷った末に選んだのは日立AMSのパッドです。
モノは日立製ともあり、丁寧な出来です。また、鳴き止めも兼ねたスリットは斜めタイプで、見た目も”なんとなく”スポーティーです(笑)
■本日の作業
今日の天気予報は午後から雨、ですので朝から作業を始めます。
ジャッキで上げ、ブレーキをばらしていきます。
ディスクローター外して別途研磨、ハブ部分には錆止めの塗装を施します。ちなみに、アルハイごときにずーっとスリットローターを使っています。もう何枚交換したか・・・。
キャリパーのピストンを押し戻す時には、必ずブレーキフルードの溢れに気をつけましょう。万が一溢れてしまった時には、溢れた所にブレーキクリーナーを吹きかけ、その後、大量の水で洗い流しましょう。じゃないと、あっという間に塗装面などが剥離し始めてしまいます。
キャリパーピンなどのサビ有無を確認し、グリスを塗布します。
また、パッドとキャリパーが当たる部分には、鳴き止めにブレーキクワイエットを塗布します。私が愛用しているのは呉工業製のモノで、乾くとゴム状になるものです。
私は昔から鳴き止め用のシムを使いません。シムを使ってしまうとブレーキフィーリングが悪化するからです。その代わりブレーキ鳴きがひどくなってしまいます。腐っても高級車だったアルファードからキーと音がするのは嫌なので、色々探し求めた結果、一番良かったのがこの呉工業の製品でした。これは全ての要件を満足出来る唯一の製品です(^^)
片方交換したら、ブレーキペダルを少しずつポンピングし、ピストンを押し戻します。エンジンをかけた状態かつ左右同時に押し戻しの作業をしてしまうと、ブレーキのフェールセーフモードに入ってしまう場合があるため、必ず片方ずつ、しかもキーオフ状態で少しづつ行うのがベストです。(フェールに入ってしまった時は、診断機を使ってリセット→初期学習が必要ですが、コレがまた結構手間かかります)
左右の交換が完了したら、ブレーキの当たりを付けるため軽くブレーキを引きずりながら走ります。その後、強めのブレーキを複数回かけ、パッドの表面の温度をしっかり上げ、焼きを入れたら完了です。
■見てびっくり
さて、交換したパッドですが、これがまた凄い摩耗量。しかも偏摩耗です。一年前にはブレーキをオーバーホールし、7mmは残っていたのですが・・・。
原因はほぼ間違いなく、このパッドのコントロール性が悪かったから、です。とにかくフィーリングが良くないパッドで、コントロールをするために長めのブレーキを当てる運転を多用していました。その影響があからさまに出たみたいです。
■走行テスト
午前中に交換作業を終え、昼食を取った後にテスト走行にでかけました。テスト距離は200km、もうアホですね(笑)自分でも良く思います。
で、肝心なフィーリングですが、まとめて言えば「コントロール性:○、音:◎、ウェット:○」です。
また摩擦係数もリアのパッドとのバランスが取れ、ベストとまでは言えませんが、かなり良いです。今度は、霧降高原やいろは坂等でテストをしたいと思います。
*ODO
今日の格言 「2tを止めるブレーキはとても大事。やっぱりマメに点検すべき」