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feed 猿鼻山1216m(山形県山形市) (2020/6/21 16:56:10)

 北蔵王縦走コースの北端一帯は地味ながら寂峰が多く、二口山塊と呼ばれています。猿鼻山もそんな静かな山の一つです。かれこれ20年以上前になりますが、山寺駅から遊仙峡経由で小東岳に登り、南面白山を経て面白山高原駅に下ったことがあります。その際、この山を通過したはずですが、どんな山頂であったのか、まったく記憶にありません。昨秋、久しぶりに南面白山に登り、隣の猿鼻山へと細々と続く登山道を眺めながら、いつかこの山の山頂をもう一度確かめてみたいとの衝動にかられました。




 6時10分、仙山線始発に乗車。7時15分、面白山高原駅着。10人ほどが下車、ほとんどは北面白山に向かっていきました。南面白山はあまり人気がないのか、今日は自分ひとりのようです。しばらく旧スキー場を登り、その最上部から登山道へ。このあたり、見事なブナの美林が広がって、気持ちのよい散策道といった雰囲気です。これほどの美林はそうないと思います。この山の一番の魅力かもしれません。美林をぬけると、あとは一気に直登するのみ。やっと平坦になったかと思うと、そこが南面白山山頂。標高1225m。8時50分着。狭い山頂。目の前に大東岳が圧倒的な存在感で迫ってきます。そしてその隣に、めざす猿鼻山も。




南面白山山頂

南面白山から望む猿鼻山


 一気に150mの高度差を鞍部まで下り、猿鼻山への急坂を登り返し。南面白山から約30分で山頂着。1216m。標識や標高を示すものはなにもありませんが、笹原の平坦地はたしかにそこが山頂であるとの雰囲気と存在感がありました。眺望も悪くありません。山形盆地を挟んで西に朝日連峰。そして北蔵王の山々とはるか先に主峰熊野岳。記憶にも残らない通過点に過ぎない山頂であったように予想していただけに、新たな発見でもしたかのようにうれしくなってしまいました。


猿鼻山山頂付近

山頂付近から大東岳

振り返ると南面白山(左)、北面白山(右)


 見晴らしのよい笹原にアンテナを設置し、さっそく無線運用。

<本日の装備>
リグ FTM-10S(145MHzで運用)
アンテナ J型アンテナ






 帰りの電車時刻を考えると運用できるのは1時間30分ほど。混信をさけながら144.760、144.740にてCQを出してみました。東に大東岳が壁のように鎮座しており、仙台方向は良くないと予想しましたが、仙台および宮城各局より次々呼んでいただきました。またここより高い山が連なる南も良くないのでは?との予想に反し、福島市、本宮市、郡山市など福島各局からも呼んでいただき、レポートも悪くありません。0エリアは柏崎市、長岡市、新潟市各局と交信。柏崎局は八石山から1Wハンディ機とのことで57-52。弱いながらも十分了解できる信号でした。距離約200km。本日の最遠方QSOでした。この他、岩手、山形各局含め19局に交信いただきQRTとしました。

 こんな誰も来ない、忘れられたような山頂でひと時、無線運用を楽しむ、自分にとってほんと贅沢な時間と言えます。そして、使い慣れたリグ、身の丈にあったアンテナ。やはり、それが一番かなと思います。しばらくぶりの奥羽山系の登山。疲れはしたものの、二口山塊の山々と無線への興味がまた湧いてきた次第です。













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