無線ブログ集
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【IC-705で無線ネタ御免】とうとう実動動画出てきましたか。 (2020/6/27 10:00:00)
とうとうやりましたな。レビュー前編とのことですが、今から後編が気になって仕方ありません。
全体的に見て思ったのは、
これ家で使ったほうがよくね?
ってことです。据え置き型の上級機種と遜色ない機能と性能。特に画面のグラフィック関係は野外運用にはオーバークオリティーではないかと感じられるほど多彩な表示が出来るようになっています。何も、逆光やら何やらで、ディスプレイが見づらい環境で使うこととはないだろうと。加えてアンテナ接続が1系統しかないのも追い打ちを掛けます。複数のアンテナを用意してすぐに交換できるというのが移動運用では必須と考えてます。1つのバンドをじっくり楽しむというのもありですが、CQを出しても空振りだったり、バンド内を見渡してみてもCQを出している局が全くなかったりした場合、時間の無駄という考えもできますからね。だったら、コンディションを見ながら他のバンドへ運用を切り替えるというのも大ありだと思っていますし、私自身もそうしてます。なのでFT-817は手放せないんですね。もう20年経ってるですよ、買ってから。でもやっぱり手放せません。
ハンディー機用のバッテリーが使えるというのは評価する天の1つでもあります。出力が最大5Wに制限されるとありますが、そんなことは大したことありません。恐らくは、Icom社製のハンディー機の1つ也2つ持ってる人はいると思いますし、だったらそのバッテリーパック使い回しできるでしょと。ただし、
移動運用にあれほど電力消費の大きい機能を付けていいのかな
とも思うんですよ。ディスプレイの表示にも相当電力食われてるでしょうし、DSPにしてもそうでしょう。個人的には、性能よりも消費電流の少なさの方が、移動運用にとって重要だと考えてます。移動運用は必然的に、電波伝播のいい場所にということになりますから、多少の性能低下には目をつぶることができるんですね。標高というものが自然と補ってくれるものですから。ただ電源の話はそうはいきません。山に登って商用電源がバリバリ使えるような環境っていうのは、そうそうないです。つまり、電源は非常に限られた中での運用となりますから、消費電流は少なければ少ないほど、運用時間を伸ばすことが出来ます。FT-817もそこそこの性能を出すために消費電流を押さえきることが出来ませんでしたが、そういう前例があってその後を追いかけ、それを追い抜くのが使命だった機種になぜ電気を食う仕様にしてしまうのかと。まあ色々詰め込んだからこそそうなったんですけど、それでも削れるところはあったはずです。
まあ何だかんだここまで未練たらしく言っても、買わないもとい買えないんですけどね。仮に買えても持て余すのは必至ですから。手持ちの無線機を使いこなすのに精いっぱいですし、こうやって物欲を解消させるべく愚痴をこぼしているということですね。まあ羨ましい限りですよ。