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クラシック音楽巨匠列伝...カラヤン指揮, ドビュッシー"海"とムソルグスキー"展覧会の絵". (2020/7/3 7:40:17)
だいぶご無沙汰、クラシック音楽を愛する
エンジニア職サラリーマンの愛聴盤を紹介する記事シリーズです。
イラスト/イラストAC
えぇと、私自身音楽の正式な教育は当然受けていませんし
ピアノや楽器なんて弾けませんが、楽譜や楽典を読むのは
大好きなので少しだけ学生オケをゲネで振った位(!?)のド素人です。
家族さえクラシック音楽を聴くのはだーれも居ません。
この記事も下手の横好きが書いていますから
お茶でも飲みながら読み物程度にどうぞ。
* 関連記事をリブログしています。
今回紹介する巨匠は20世紀で「帝王」の異名を持つ
ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)と
ベルリン・フィルが蜜月の関係だった'60年代録音の
ドビュッシー交響詩【海】とムソルグスキー組曲【展覧会の絵】
極めつけはラヴェルの【ボレロ】
...今の季節にぴったりなアルバムです。
・ ドイツ・グラモフォン, The Originalシリーズ.
・ 1964年, 1965年, 1966年 ベルリン = イエス・キリスト教会での録音.
曲の解説はブックレットに書いてありますし、ネットで調べて頂ければ一発かと。
ボレロは言うまでも無い有名曲ですよね。
+ カラヤンのポートレート.
(2枚共お借りしました。)
まず、一発目はイケメン。
それと...クラシック音楽の世界で
莫大な富を得た指揮者は彼が空前絶後だと。(汗)
新しい機械が大好き, 豪邸住まい, 高級乗用車を複数台所有, 自家用機, ヨット
後世に自分の音楽の素晴らしさを伝える為に
映像会社迄立ち上げるナルシストぶり。(爆)
好き嫌い激しい方が多いと思いますが、自分は拒絶反応が出る事無く聴けてます。
本盤を聴いての想いですが、 まぁ兎に角『ゴージャス』なサウンド!!
先に書きましたがカラヤンとベルリン・フィルは晩年を除き蜜月の関係でした。
(そりゃ、レコードがバカ売れするから団員のお給料が...)
録音会場としてつとに有名なベルリン = イエス・キリスト教会の
天から降りてくる感覚の響き...これが50%位の感銘度を占めているなら
カラヤンサウンドと呼ばれる金管楽器を響かせ、コントラバス等
低音楽器をワンテンポ先に引かせる手法が
残りの50%を占めると言って過言では無いでしょう。
あとは...そうそうA=440Hzのチューニングを
446Hz位まで上げてしまう"カラヤン・サウンド"。
ドイツ語圏のオーケストラは高いチューニングが多いですが
カラヤンはそれをも巧みに使いこなして、響きを重視していますね。
"聴衆の心理的要因"を巧みに使っています。
上記の事に対して"作品と真摯に向き合ってない"
"カネの事しか考えていない"との意見が多い事も事実です。
私は敢えて両者を汲んで聴くようにしていますが
それを以てもトータルの感銘度は些か変わる事は無いと思っています。
評論家でも何でも有りませんので、この辺で締めますが
20世紀にカラヤンがもし居なかったら...想像しただけでも
クラシック音楽業界は今とは全く違う不毛なジャンルになっていたかも...
そう考えを巡らす事が有ります。
まぁ、ボレロを一回聴いてみて下さい。圧倒されますから。