無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
クラシック音楽巨匠列伝...バッハ作曲(メンデルスゾーン編曲)「マタイ受難曲」を聴いてみた! (2020/7/14 6:27:03)
クラシック音楽を愛するエンジニア職サラリーマンの愛聴盤を紹介する記事シリーズです。
イラスト/イラストAC
えぇと、私自身音楽の正式な教育は当然受けていませんし
ピアノや楽器なんて弾けませんが、楽譜や楽典を読むのは
大好きなので少しだけ学生オケをゲネで振った位(!?)のド素人です。
家族さえクラシック音楽を聴くのはだーれも居ません。
この記事も下手の横好きが書いていますから
お茶でも飲みながら読み物程度にどうぞ。
* 関連記事をリブログしています。
ちょっとタイトルとはズレるかも...皆さんも多分学生時代
音楽室で独特の(!?)肖像画が有名なJ. S. バッハ。
Ref/Wiki
若い肖像を選んできました。見慣れたのは晩年のですから...
私は、 「クラシック音楽で一人だけ好きな作曲家を選んで下さい」と
受けたら迷わず彼を挙げますね。それでですね...馴染みが薄いかと思いますが
『マタイ受難曲』がクラシック音楽中最高峰に位置するのでは無いかと...
ただの物好きが言うことですので、色々と意見が有るかと思いますが。
イラスト/イラストAC
マタイ受難曲, 新約聖書"マタイによる福音書"をベースに
書き上げられたオーケストラ, 合唱, 独唱の作品です。
キリストがゴルゴダの丘へ連れられ...少し重いですが
バッハ独特の対位法の極限がここに有ります。
全曲で約2時間程度掛かる当時としてはかなり大規模な作品です。
第一曲合唱が入る前のスコア(譜面)
初めてこの曲を聴いた時はこの場面でもう鳥肌が...
前置きが長くなりました。
今でこそ、バッハの作品はポピュラー音楽へ使われる程
有名ですが、亡くなった1750年以降に彼の名前や
音楽自体忘れ去られる憂き目に遭っています。
マタイ受難曲も同じく忘れ去られ、100年以上再演されずじまい。
流行遅れとして扱われていた中, 一人の青年が一族の
財力と、ふんだんに天より分けられた才能によって蘇演しました。
Ref/Wiki
...フェリックス・メンデルスゾーン。(1809-1847)
多分, 誰や!?, まぁ結婚行進曲を書いた方です。(汗)
[莫大な財産を持つ銀行家の御曹司, 音楽, 芸術全般, スポーツ大好き!!]
もう言うこと無し。 彼が小さい頃に家族からマタイ受難曲の
楽譜をプレゼントされ、いつか演奏してやる!!と奮闘した結果
初演から100年目の1841年に鳴り物入りで大成功を遂げました。
成功の裏には主に
・ ドラマティックに聴こえなければダメ. (曲のカット, 一部編曲)
・ 古い楽器は代用してしまえ. (チェンバロなし, オルガンやクラリネット導入等)
・ 聴く方は長過ぎると飽きちゃう.
早熟の天才、策を巡らせて...
これが再評価の一角となって
今に続くバッハムーブメントへ辿り着きます。
私は長い事、このメンデルスゾーン編曲マタイ受難曲に
強い興味が有って落ち着いた環境下で聴きたいなぁ...と。
試し聴きしたりとやってみて今、私が望みうる最高の
コンディションの決定盤がこれです。
指揮: ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド
演奏: ヘット・オーステン管弦楽団
合唱: コンセンサス・ヴォカリーズ
2014年4月4日のライヴデジタル録音.
指揮者等の情報を余り持ち合わせていませんでしたが
噂に聞くように「流れるようにかつ, 濃厚な表現」...大好きな
北海道産生クリームみたいな感じで有り、「あっさり」した心地よさとでも
表現しましょうか...聴き飽きないんですよね。
マタイ受難曲と言えば、リヒター, メンゲルベルク盤以外無し!!
今主流の古楽器かつ小さい合唱団はちょっと...私自身かなり強硬派です。
自分が指揮棒振るなら100人規模オケに大合唱団...(汗)
過度に背筋を伸ばす事無く、好意を持ってスッと全曲聴くことが出来ました。
最後に、「バッハの音楽は崩れない」...ガチガチ理系工学部, 学部と院生時代
私の指導教員と話題になった事を思い出しました。
恩師はオケの指導メンバーで有り、研究以外の接点は
クラシック音楽だったり面白かった。回顧話です。
・ コラムみたいなの.
クラシック音楽を聴くのに「勉強は必要!?」
そんなもの、聴く分には要らないでしょ。
今更何を書きたいか...習い事や学校で
嫌々ながら聴くのがクラシック音楽だったら...好きになる筈無いなぁ、と。
後は、役職者(!?)が好むとか余り良く解らない事を見聞きしたので...
イラスト/イラストAC
運動場や剣道場を一杯走り回って傷だらけでも
放課後先生にお願いして音楽室を借りてとか
帰宅後に聴くクラシック音楽は、何も解らない
幼心に言いしれぬ「モノ」を与えたのは事実で、いい大人になっても聴く。
譜面を程よく読む...クラシック音楽の公用語はイタリア語か
ドイツ語ですが、好きな事はある程度で自然と手が動いたりしませんかね...
【勉強せんで良い!!】, 聞かれたら即そう答えています。