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【むしろ私は廃止賛成派】修学旅行について思うところを書いてみました。 (2020/7/16 7:00:00)
毎度ツイ廃の私が戯言を書く訳ですが、こんなツイを見つけました。
私は常々思っておりましたが、修学旅行なんて
無駄だし無くなっちまえばいい
と。実は学校サイドの問題もあったりするんですよ。教員がほぼ1週間j不在になる訳ですから、授業変更とは結構大変だったりしますしね。まあそんなことは何とかなるんでいいんですが、本当の問題は他にありますよね。
1.多大な金銭負担
2.業者立案の内容で主体性に欠ける
3.修学の意味を見出すフィードバックがない
2と3は表裏一体と考えてもいいと思います。まず1ですが、総額で10万円以上というのは当たり前という感じですよね。ですから、入学してから修学旅行実施まで歩およそ1年5か月ほど、積立金という形で言わば「貯蓄」をしていく訳です。月6000円ほどでしょうかね。そうすれば×17で102000円。もちろんこれ、毎月支払いが出来れば、という条件付きです。
ご存知ですか?必ず学年に1人や2人は、費用負担が出来ず修学旅行に参加しないんです。こと底辺校と呼ばれる高校では、高確率で諸経費滞納という現実が存在します。況や旅行代金積み立てをや、です。もちろん授業料は免除という形になってますよ、そういうケースの場合は。ただでさえ生徒にとっては引け目を感じているでしょうに、修学旅行不参加ということで生徒本人に屈辱を味わわせるなんて残酷ですよね。
2と3は一緒にしてしまいましょう。修学旅行は、当然ながら旅行業者が立案、それを学校側に提案する形になってます。当然学校側の意向を聴いたうえでのものになっているのでしょうが、まあ言わばツアー旅行といっても差し支えないですよね。参加者が主体となって作り上げるものというより、参加者は取捨選択する「受け身」の形になります。とにかく美味しいところだけ味わいたいというのなら意義はあると思います。お客様になり切ることが出来ますから。ただそれを「修学」の名のもとにやっていいのかとずっと疑問に思ってました。で、その結果をどう「修学」に仕上げていくかという点についても甚だ疑問です。旅行後にクラス単位で展示発表とかやっているところは多いんでしょうが、それ自体が学習の成果になるものなのかと。他人の意見に乗っかった内容を、どうやって主体的なものにまとめ上げればいいのか。できないよなあと。これいまだに疑問に思ってます。
例えば、旅行というくくりで何かレポート纏めて提出ということにすれば、金銭的なやりくりやら主体的な立案で面白い物なんて出来るはずなんですよ。とにかく自転車で1日走れるだけ走ってみました、とかね。その結果見えてくることだっていろいろあります。事前に道路をリサーチしたら、信号の数も交通量も少ないルートが取れた、とかね。それをクルマに活かせるかどうかとか。与えられたものを消化するだけでそれが出来るのかなというのは、私にとっては難しいなとしか思えないことなんです。
言い方は乱暴になりますけど、コロナがいいきっかけになったんじゃないんですかと。旅行業者に置かれましては、生徒をお客様扱いして持ち上げ、商売するくらいならもっと他の客層を掘り起こして下さいと。先生方に置かれましては、授業確保と学習成果を念頭に置いての旅行立案を、自主的に生徒にさせてはいかがでしょうかと。学校側が旅行業者の大口顧客斡旋みたいなことをしている場合じゃないでしょって思っております。