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feed 【公共物?私物?あ、無線ネタなんでスルーよろしく」】レピーターってどっちなのよと。 (2020/7/22 10:00:00)

前から疑問だったんですよ。レピーターって公共物なのか、それとも私物なのか。いや、建前は公共物だってことくらいはわかってますよ。ただし、後付けで訳の分からないルールが湧いてきたんで、実質私物だろっていうのも否めない訳です。

 

まあレピーターと言いましてもですね、アナログとデジタル(D-STAR)の2種類があるんですね。場所が同じでも違うアマチュアバンドのレピーターを設置するところがありますが、同じコールサインで免許されますので一応同一の設備ということになります。アナログとデジタルは、完全に別者扱いしているようで、つくばレピーターもアナログはJR1WAですが、デジタルはJP1YJZと別のコールサインで免許されてます。管理団体は同じなんですけどね。

 

そこで本題です。公共物っていうのは、多数の人が有効に活用できるよう配慮を求めらるものですよね。トイレだってそうです。使用時間は出来るだけ短く、後に使う人のことを考えて使用するのが当たり前だと思ってました。女子トイレってかなりの待ち列がありますけど、男子トイレも結構待ち列できたりしますからね。まあ意識して当たり前というところです。でもレピーターって公共物なのに、どうも私物化してる人が見受けられるんでどうしてだろうなと思ったんですね。すぐに納得しちゃいましたけど。

 

納得した理由は少し後に申しあげますが、こんなことを実際にやってた例を見かけたからなんですけどね。

 

1.管理団体メンバーと思しき特定局2局が、30分以上、時によっては1時間以上もレピーターを占有している。

2.某北関東レピーターに置いて、3局によるラウンドQSOを行って、他のバンドの交信も同時に行っている。

 

1.なんですが、これはうちの近くにあるレピーターです。どことは申しませんが、まあBGM代わりにオヤジ同志の他愛ない愚痴を部屋に垂れ流してますね。そういうの聞いてゲラゲラ笑っております。ハッキリ言いまして趣味悪いです。(笑)私にとっては実害はありません。使おうと思えば広域レピーターを含め複数のものにアクセスできる環境ですからね。ターミナルモード使っても構いませんし。ただそこを起点にいろいろ楽しもうと思っている人はいたはずで、そういう人の意欲をそいでしまう可能性の方が高いんじゃないかと。それ気付いてやってるのかなあといつも疑問に思ってます。逆に、長く送信することで広報活動になるなんて思ってないかなとも。いやそれこそ逆効果。ああ、つかってるんじゃいいやと諦める人が大半ですよ。物事には節度ってものが必要です。それが感じられない行動は、受け入れられないケースが大半です。まんま私物化の現状を知らしめているだけです。

 

2.については、ひょっとしたら管理団体メンバーではないのかなという気がしてますが、あまり好ましいとは言えませんよね。ラウンドQSOというのは、通常2局で行う交信を3局以上に増やして行うもので、当然ながら増えた分だけ同じ話題で話をしていても人数に比例して長くなります。私が現認したのは3局のものでしたが、単純に考えて交信全体が1.5倍に長くなる訳ですね。その増えた分だけ他の局が待たなければいけない訳で、多くの人が使えるという前提としては好ましくないということになります。広域レピーターの定時アナウンスで、ラウンドQSOはやめましょうと啓蒙活動をしているところもあるくらいですからね。比較的狭いエリアをカバーするローカルレピーターといえど、そこから離れた運用をしていいということにはならないと思うんですね、多数の利用を可能にして活性化させるという観点からしたら。

 

もっとも、ちらっと前に書かせてもらったんですが、要は

 

管理団体が手弁当ですべて持ち出し

 

てることって凄く大きいと思うんです。納得した理由っていうのはこれなんですね。いくらボランティア的な立ち位置で、皆さん趣味を楽しみましょうなんてきれいごと行ったところで、確実に出費はある訳ですね、管理団体にとっては。で、利用者はただで使ってカネ払う訳でもないんですよ。だったらカネ出してる立場もう少し優遇してくれよって思いますよね。長話して見たり、ちょっと無茶な運用をしてみたり。これ全てカネの問題に帰着します。免許を受けているのはJARL、日本アマチュア無線連盟で、管理だけは設置者にまかせるというスタイルですからしゃーないんです。私からしたらこれ、接地する側、最終的には利用する側も損をするスタイルだと思うんですけどどう思いますか?

 

受益者負担という言葉があります。要は、使って得する人がカネ払えよってことです。ことD-STARレピーターに関しては、設置団体に設置から管理からすべてお任せしてしまう言わば「放任状態」になるので、負担が大きいんです。だったら、その負担を軽くすべく、免許人であるJARLが何か策を講じないとダメなんじゃないかって思うんですが、全くそれもないようですね。実はアナログレピーターでは問題がより深刻で、老朽化に加えて資金難が重なり、廃局をするところが出てきています。JARLとしては、あんた方が設置したいっていうからさせてやっただけでしょ、くらい言いそうな勢いですね。そんな突き放したやり方したら、どんどん衰退するでしょうに。

 

折角デジタルの恩恵をアマチュア無線でも受けられるようになったのに、先行きが心配されるようでいいのかと思いますね。対策を講じていい方向に事が動けばいいなと思いますが。


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