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【みんなちがって みんないい】ご託はいいから食いたいものを食わせてくれ (2020/7/23 7:00:00)
というか、この前見たアイス総選挙って番組。一昨年放送したものの再放送だったんですね。
第1位はあのエッセルスーパーカップってことなんですが、それも含めて一言物申します。
いいじゃん。
好きなものは好きなんだから。
マウント取りやめれ。
エッセルスーパーカップを責めてる訳でも何でもありません。バニラアイスが好きな方は、もれなく好きなんだろうという味です。私はどちらかというとチョコ系のアイスの方が好きなんですが、あれ食べるとたまらなくバニラアイスに取り憑かれます。でもまたしばらくすると通常運転に戻りますけどね。選挙って言っても、ああいうのを目の当たりにすると自分の味覚を否定された気分になるんですよ。当然そんな意図を持って番組制作している訳ではないんでしょうが、やはりひっかかるんですよ。
でですね、内容見てさらにそう思うんです。まずこれ。果物系のアイスってアイスの実しかないですよね。裏返すとそれだけ果物系は人気がないということにもなります。いや、でも私はそう思いたくないんですよ。セブンイレブンはかなり力入れて果物のてっぺん取りに行ってますからね。この前のすいかの話になりますけど、あのアイスはかなりのレベルでした。果物を氷にしてなおかつその風情を壊さずに楽しむという贅沢。それを何か否定された気分になるんです。
私はチョコ系、特にブラックサンダーアイスが大好きなんですが、そのあおりを受けて(笑)チョコミント系にも手を出します。結構苦手という方が多いですが、あの清涼感と乳製品のハイレベルなマッチング、食べてみて何とも思わないのかと思うほどです。あのスッとするミント感が全然嫌味じゃないんです。これ、ガリガリ君でさえもそうなんですよ。あれはラクトアイスで脂肪分が少なめなんですけど、それでもしっかりミントの爽快感をコントロールしてます。アイクリームやアイスミルクといった乳脂肪分多めのものだったら当然ですけど、ラクトアイスでやってのける技術力はさすがの一言。かき氷というコンセプトもしっかりそこに織り込んできます。あの食感はさすがの一言です。
またちょっと果物系に話を戻します。赤城乳業さんは「ガツン、とみかん」を製造販売されています。以前自虐的なCMで話題を呼びましたが、あのコンセプトはなかなか製品化できないと思いますよ。ミカンの缶詰をアイスにしようだなんて。セブンイレブンの本物志向とは真逆の考え。でも私はそれも大好きですよ。あの缶詰フルーツ特有のシロップの味まで再現されているとなると、子供のころに自分で缶を開けて食べた、あのワクワク感が頭を巡ります。味覚ってそういうものですよね。初めて食べたのは、確か目黒駅東にあるテナントビル1Fに入っていたセブンイレブンで買ったものでしたが、あの甘さとほのかな酸味、そして暑い屋外で食べる「氷の食感」は衝撃的でした。
あまりまとまってませんけど、要はメーカーさんもそれなりに売れているから製造してくれているということですし、バカ売れしているものだけ作っているという訳でもないです。極論ですが、じゃあエッセルスーパーカップだけ製造販売してればいいのかってことにもなりますが、そうじゃないですよね。確かに、コストが回収できず消えていくアイスもあるでしょうし、それはそれで仕方のないことですが、多種多様なものを提供できるよう、コストという問題こそあれ、それをクリアしてなお挑戦しようとする態度こそ私は感謝したいと思っています。
自分が美味しいと思ったものを美味しくいただく。今まで食べなかったものでも、食べてみて美味しかったら素直に喜ぶ。それでいいでしょって思えてなりません。ベスト10に選出されたアイス、もれなくどれもおいしいです。でもベスト10に漏れてしまったアイスだってそうですよ。ブラックサンダーアイスは30位内にも入ってませんでしたけど、私の中では一番のお気に入りですから。チョコレート、そしてクランチの食感。あれがあるから1本で大満足な訳です。