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コロナ対策 (2020/4/28 7:37:14)
今日は仕事の話です。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、私の勤め先でも在宅勤務や職場のロケーション分散(一つの担当内の社員を2グループに分けて、それぞれ違うロケーションで勤務させる)を始めているのですが、そんな状態でもし自然災害でも起きたらどうする、ということで、急遽「コロナ対応災害対策演習」を行いました。
通常なら関係者が危機管理室のようなところに集まって対応をするのですが、今回はそういう場所は使わず、完全に社員の自宅と分散ロケーションをネットワーク(インターネットVPN)や電話でつないで行いました。
私の役目は、各担当、各部から集まってくる報告をまとめて整理し、それを参加者に共有するというものだったのですが(一応自宅にいるという想定で、社内の別室で行いました)、正直な感想は「非常にやりやすかった」。
参加者はすべて遠隔地にいるので、基本皆さんチャットや掲示板のような文字データで情報を上げてきます。電話も使いますが、通常の災害対応に比べれば限定的です。そして私自身は危機管理室ではない別室にいるので、情報整理の作業に集中できます。
先日の台風19号の時もそうだったのですが、人がたくさんいる場所にいると、かえって周りに振り回されることが多いのです。
情報を整理する人は、そういうところから少し離れて、ある意味「他人事」だと思って淡々と事実をまとめていったほうが、結果として効率的なのです。
今回やってみた感想は、無線でいえば「WAEコンテストでQTCの伝達」をやっているような感じです。
もちろん伝達される内容の意味の解釈という作業はあるのですが、文字や口頭で伝えられる情報を順番にさばいてログを付けいていく作業は、WAEコンテストにとても近しい感じがしました。
個人的には、別にコロナ対応でなくても、一か所に集まるのは本当に必要な時だけでよいのではないか、という気がしています。
世の中いろいろと大変なのですが、仕事のやり方を見直す良い機会かもしれません。