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<大型カラー液晶、受信機能強化、USB充電などを実現>アイコム、144/430MHz帯のD-STARハンディ機「ID-52」を発表 (2020/8/7 14:05:20)
アイコム株式会社は2020年8月7日、D-STARに対応した144/430MHz帯ハンディトランシーバー「ID-52」を発表した。同社のアマチュア無線用ハンディ機として初の半透過型カラー液晶ディスプレイ(約2.3インチ)を採用したほか、Bluetooth機能を標準装備。V/U、V/V、U/Uの2波同時受信機能は新たに「DV/DVモード」にも対応。さらにUHF帯エアーバンド(225~374.995MHz/AMモード)が受信可能、USB端子による充電に対応、スピーカー出力の大幅アップ、GPS精度向上など、これまでのID-51シリーズから大幅に進化を遂げている。価格は59,800円(税別)、発売開始は今年9月を予定している。
ID-52の情報をアイコムのプレスリリースから抜粋で紹介する。
カラーディスプレイを採用、Bluetooth通信にも対応したアマチュア無線用トランシーバー「ID-52」を新発売
アイコム株式会社は、JARLが推奨するアマチュア無線のデジタル通信規格、D-STARに対応した144/430MHzデュアルバンドデジタルトランシーバー「ID-52」を2020年9月に新発売します。
ID-52は弊社アマチュア無線携帯機として初めて、カラー液晶ディスプレイを搭載。しかも、約2.3インチへサイズアップ(ID-51は1.7インチ)したほか、半透過型ディスプレイを採用することで、太陽光のある明るい場所でも優れた視認性を実現しています。またBluetooth通信にも標準で対応。画像トリミングソフトST-4001A/ST-4001IやコントロールソフトRS-MS1A等をインストールしたAndroid端末とワイヤレスで接続できるほか、オプションのBluetooth対応のヘッドセットVS-3を使用することができます。
さらに前モデルID-51シリーズから、次の機能を強化。V/V、U/U、V/Uの2波同時受信は、DV/DVモードにも対応。エアバンドの受信周波数はVHFにも加えUHF(225~374.995MHz)へ拡張しています。USB端子も装備しUSB充電に対応したほか、スピーカー出力も400mWから750mWへ大幅アップ。D-STARに関する機能では、新たにmicroSDカードに保存した画像をID-52本体のみで送受信し閲覧する機能を追加。スマホで撮影した写真はBluetoothでID-52に送ることができるので、気軽に画像伝送を楽しむことができます。
もちろん、簡単設定が好評のDR機能、精度が向上したGPS、IPX7の防水性能(※バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で、水深1m の静水に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して無線機として機能)、ターミナルモードやアクセスポイントモードへの対応など、魅力的な仕様となっています。ビギナーからD-STARをフルに楽しみたいというヘビーユーザーにもご満足いただける充実した機能を備えたID-52は、アマチュア無線のデジタル通信をリードしていく製品です。
<おもな特長>
・屋外で見やすい半透過型大型カラー液晶ディスプレイを初採用
・Bluetooth通信に標準で対応
・V/V、U/U、V/Uの2波同時受信を実現。DV/DVモードにも対応
・ターミナルモード/アクセスポイントモードなど、D-STARの機能が充実
・UHF(225~374.995MHz/AMモード)のエアバンド受信にも対応
・スピーカー出力を750mWに大幅アップ(ID-51は400mW)
・バッテリーやマイク等はID-51のオプションを使用可能
ID-52は同社アマチュア無線ハンディ機では初となるカラー液晶ディスプレイを搭載。サイズは約2.3インチと大型化(ID-51シリーズは1.7インチのモノクロ液晶だった)。屋外で見やすい半透過タイプが特徴。Bluetooth機能も標準搭載
前モデルの「ID-51 PLUS2」は好評を博していたが、新型コロナウイルスの影響で主要パーツが入手困難になり、やむなく生産終了になったことが今年5月に販売店筋から伝えられ(その後、同社Webサイトからも製品情報が削除)、後継機種の登場に注目が集まっていた。
ID-52および同社製品の情報は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・カラーディスプレイを採用、Bluetooth通信にも対応したアマチュア無線用トランシーバー「ID-52」を新発売(アイコム
ニュースリリース)
・アイコム アマチュア無線機器