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二口峠~仙台神室 (2020/8/14 5:33:33)
仙台市の山で標高1300mを超えるのは大東岳と仙台神室の2座のみではないかと思います。大東岳は以前はバスの便もよく、何度も登りました。今は仙台中心部からのバス路線が廃止され、登りにくい山になってしまいました。一方、仙台神室の方は登山口まで車を使うしか方法がなく、自分は1度だけ仙人大滝から登ったことがあるのみです。このあたりの山域はあまり足が向きません。昨日、北蔵王縦走路の中で未踏になっていた部分を埋めようと、二口峠側から登ってみました。
二口林道は宮城県側の秋保温泉から山形県側の山寺までの林道で、昨年舗装化されました。車を使うことにはなりますが、だいぶアクセスが良くなりました。秋保ビジターセンターから林道に入り、ぐんぐん高度を上げ、「二口峠」の標識を過ぎてさらに進むと山形県境のゲートが現れます。ゲート手前に細々とした登山道が見えたので車を置き、そこを登っていきました。標識や赤布はありません。あいにくのガスの中、30分ほど樹林帯を進むと「清水峠」に到着、高沢からのルートと合流します。ここに標識がありますが、その後、仙台神室分岐まで標識や赤布はありませんでした。一本道なので不要ということでしょう。途中、1239mと1272mの二つのピークを越えるのでアップダウンがきついです。
清水峠
1272mピークへの途中
仙台神室分岐
山形神室山頂
午前8時、仙台神室分岐着。せっかくなのですぐ先の山形神室にまずは登ってみました。標高1344m。縦走路の通過点という感じの山頂。ガスで何も見えず、長居は無用。仙台神室へはいったん標高差150mのダンゴ平まで下り、急坂を登り返すことになります。ぬかるみ続きの悪路を登りきると、低木帯となり、見覚えのある狭い山頂に到着しました。8時45分着、登山開始から2時間30分。標高1356m。高度感があり見晴らしも良かった記憶があるのですが、今日は薄いガスがかかり視界はありません。誰もいない山頂。他の登山者が登ってくるまでの間、無線運用することにしました(QTH仙台市太白区)。
ダンゴ平付近
仙台神室山頂
<装備>
リグ FTM-10S(145MHzで運用)
アンテナ J型アンテナ
いつもの装備。最近J型アンテナばかりですが、これでどのような交信ができるのか、もう少し試してみたいと考えています。約40分、宮城、岩手、山形、新潟の各局に交信いただきました。1エリアの移動局が入感し呼んでみましたが強い局に負けてしまうようで交信ならず、でした。0エリアは新潟市南区固定局と1局のみ交信いただきました。北は岩手県花巻市固定局。10局と交信、5人組のパーティが登ってきたところで終了としました。
一気にダンゴ平まで下山。少しづつガスが切れ始め、振り返ると先ほどまでいた山頂が姿をみせてくれました。糸岳、大東岳など二口山塊の山々、そして磐司岩など秋保の山も独特の景観で印象に残りました。
仙台神室
秋保の山々
糸岳、大東岳、面白山方向
峠からなので楽に登れるかと思ったのは甘かったようです。アップダウンあり、ぬかるみありで思いのほかきつい行程で疲れました。
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