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feed FT8といえどもやっぱりHFは難しいことを実感 (2020/8/15 22:09:44)

 

FT8を始めてみましたが、やはり思い通りには飛んでいきませんね(笑)。やはりロケの悪さでしょうか。今後は移動運用でカバーできるよう頑張っていきたいという思いを少し書き残しておこうかと思います。

最初にHFに手を出したのは35年ほど前でした。IC-730Sという10Wの無線機にダイヤモンドの5バンドGPだったかと思います。まだ10代で、それまで2mでしか運用したことがなかったので、アンテナ調整が必要という認識もほとんどありませんでした。当然、あまり交信できた記憶も残っていません(笑)。

その後、HFは市民ラジオに走ってしまいました。アンテナ調整の必要もなく、ロッドアンテナを伸ばせば日本全国に飛んでいくのは、便利な世界でした。その世界では今でも電離層にたくさんお世話になっています。

今住んでいる自宅は川沿いにあるため、谷の底にあるといっても良い場所です。正直、無線運用には適しません。ちょうど、無線熱が冷めてた時に家を買ったのが失敗でした(笑)。特にGW(直接波)での交信がメインになるVHF以上では壊滅的です。ただ、COVID-19によるステイホームのお勧めもあって、自宅でもHF環境なら何とかなるんじゃないかと思い準備を開始したのが今年の春でした。

ベランダに短縮型のVダイポールを設置しました。今回はアンテナアナライザーを使用してアンテナ調整も念入りに行いました。送信出力は50Wですが、市民ラジオの0.5Wに比べれば大丈夫でしょう。FT8はローパワーでも大丈夫と言いますし・・・。

という形で運用を開始してみたものの、思い通りには飛ばない感じです。受信だけしていた時にはEUも南米も南アフリカも受信できていましたが、送信は国内すらおぼつかない感じ(笑)。

FT8ではお互いの信号強度をdBで交換します。文系の自分にはdBってなんだよって感じなのですが、いつも自分が送る相手のdBよりももらうdBの方が悪いので、送信性能が劣っていることくらいはわかります。理系の某KM117局に相談したところ、この差を見てみるのは意味があるとのこと。これまでに交信いただいた60局あまりの信号強度の差を現したのが冒頭のグラフです。

0より上に飛び出しているものは、私の信号よりもいただく信号が強かったケースで、0より下は自分の信号の方が強かったケースです。大半が前者ですね(笑)。中には30dBも差がある交信がありました。よく交信できたなぁ。

送信性能は、無線機の送信出力、アンテナ、そしてロケの3点で決まるといいます。

送信出力は強い方が良いには決まっていますが、普段0.5Wで戦っていることを考えると50Wも出てれば、これはこれで何とかしたいと思っているところです。先日、QSO Today Ham Expoでお聞きした K8ZT 局によると5WのFT8で世界中と交信しているとのことです。参考資料は こちら

アンテナは短縮Vダイポールなので確かに八木アンテナなどに比べればプアーではありますが、世の中のHF運用者がみんな良いアンテナを使っているとも思えません。強いていえば、我が家の今の場合、屋根に近いから干渉を受けている可能性は否定できないかなぁというところです。

となると、やはり問題になるのは自宅のロケになるわけです。残念ながら、
こればかりは簡単には改善できません。電離層を使ったHFであれば、ある程度はクソロケをカバーできるかと思っていましたが、甘かったと考え直しているのが今です。

移動運用メインのCWでDXを狙い落している JS1WWR局によると、やはりロケが最重要とのこと。少し勝ちパターンをお聞きしてきたので、今度試してみたいと思っているところです。

ただ、FT8で、eQSLやLoTWと自動連係している状態で、移動局運用するとなると色々と面倒そうなので、そちらもクリアしないといけません。JO1LNK/P のコールで気にせず運用してしまえば良いのかなぁ。ノウハウをお持ちの方がいらっしゃれば、情報をお寄せくださいませ。

また、その後のトライアル結果を書き残す予定でいます。
 


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