無線ブログ集
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80m 同軸STL(Small Transmitting Loop) vs 短縮DP (2020/9/20 18:19:55)
同軸ケーブルを利用したSTLですが・・・
約700pFを抱かせて1.8MHzを試したANDREWのLDF4-50Aを引っ張り出しました。
他端の芯線と外被を接続した状態(外付けコンデンサなし)のfo(共振周波数)を確かめると
3.350MHzでした
と云うことは、少し切り詰めれば、3.5MHz帯に合わせられそうです。
3.5のアンテナはTA-51jrという短縮ダイポールがあって、結構満足しているのですが、それと比較して見るのも面白そうです。
早速やってみました。
こんな感じで、最初はザクザクと切り詰めて、3.5MHzに合わせました。
長さは・・・
約5.3メートルでした
どうもこの携帯は妙なところにピントが・・・
この後は、1~2Cm刻みで切って行きます。
計算してバッサリやっても良いのですが、インダクタンスとキャパシタンスの両方が減っていくので、うっかり切りすぎると戻れなくなってしまいます。
また、foはほぼ設置状態で確認する必要があるので、結構手間がかかります。
と云うのは、地面や建物に近づけるとfoが高くなるのです。
これまで弄ってきたダイポール系アンテナの経験から、「地上高が低くなるとfoは下がる」感覚が体に染みついていたのですが、それとは真逆なのです。
STLを弄り出したころはかなり違和感がありました。
全体はこんな感じです。
こんな感じでシャックの壁に立て掛けました。
ここで、一旦ひと区切り、頭を冷やしたいと思います。
-・・・-
19日の夜から20日の朝まで、3.5686MHzのWSPRを送受信してみました。
出力は、フロントエンドを飛ばさないように、どちらも2Wです。
7L4IOU
IC-7100(2W) + TA-51jr
JA7KBR
FT-817(2W) + Coax STL
一見、送信は、7L4IOUの勝ち。受信は、JA7KBRの勝ち。
に見えるのですが、STLからは南側は建物の陰になっています。
細かく見て行くと、いろいろ面白いものや気になるものが見えてきます。
とくに、STLのSWRは約3なので、25%が跳ね返って来る勘定です。
これは無視できません。
もう少し条件を揃えて、今晩も対決させて見ましょう。