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feed 小東岳(標高1130m)9/21 (2020/9/22 18:44:45)

 「しょうとうだけ」ではなく「こあずまだけ」と読むようです。仙台市の最高峰、大東岳(だいとうだけ)の西にあり、QTHは山形県山形市。標高1130m。二口山塊の中でもっとも奥まっており、登りにくい山です。今回、自分は30年ぶりにこの山に登りました。いくつかルートがあり、山寺側から登ってみることにしました。

 仙山線の始発6時10分の電車に乗り山寺駅へ。今日は山寺駅から歩き始め、帰りはまたこの駅まで歩く計画で、何時に着くか見当がつきません。7時20分駅を出て登山口のある所部集落へ。集落の最奥の家屋で登山口を尋ねると右に曲がって突き当りとのこと。ところが左右に林道がありどちらを進むか迷っていると、さきほどの方が親切にも追いかけてきて左の暗い方の林道が登山口で少し先に案内板があると教えてくれました。この集落では小東岳への住民登山をおこなっているそうで、その方も以前に登ったことがあるとのことでした。


山寺

所部集落

所部登山口を入ってすぐの標識

 杉林の中、幅広の道が続き、20分ほどでいったん林道を横切り、さらに進むと徐々に登山道らしくなってきました。思っていたより手入れされており、歩きやすい一本道です。林道から40分、遊仙峡キャンプ場跡からの登山道と合流(仙城ヶ岩分岐)。


林道出合い



遊仙峡キャンプ場跡との分岐


 いつの間にかあたりはブナ林に移り、奥深い雰囲気が漂ってきます。急斜面のトラバースが続くものの良く踏まれており、前日に登ったと思われる靴跡も残っていました。廃道になったらしい甲岩への分岐点は見つけることができませんでした。


分岐から先の登山道



小東峠

小東岳分岐

分岐から小東岳

 9時45分、小東峠着。蔵王縦走路と交差します。縦走路を北に少し登ると小東岳分岐。ここでやっと展望が開けてきました。南に糸岳、仙台神室、山形神室、雁戸岳などの山々。分岐から10分ほどの登りで小東岳山頂。10時着。駅から3時間弱。予想より早く着きました。古い記憶通り8畳ほどの小さく平坦な山頂。低木に遮られ、西の展望はありません。でも、目の前には大東岳と猿鼻山、そして南面白山。視界は山また山。登山者の歩く姿もなし。誰もいない山深い山頂。


山頂

猿鼻山(手前)と大東岳(奥)


 下山を気にしつつ短時間、無線運用。今日はハンディ機(ID-51)とロッドアンテナの軽装備で、アンテナはデジコミ用のd-ROD100を使ってみました。145MHzFMで山形、宮城、福島、岩手各局に交信いただきましたが、標高的に低いこともあってか、特段遠方との交信はなく、30分ほどで終了としました。d-ROD100のマッチングもアマチュアバンド的には少しずれているように感じたので、その内アナライザーで測ってみます。






 小東峠を経て分岐まで戻り、遊仙峡キャンプ場跡(仙城ヶ岩方向)に下ってみることにしました。はじめは細々ながらもしっかりした道形がついています。沢が近づくと大きな岩があちこちに現れ、暗くて険しい谷の様相に変貌。道形もいっそうか細くかつ沢沿いのトラバース続きとなり、わずかな赤布と赤ペンキ印を頼りに、それを見逃さないように下っていきました。








渡渉点

仙城ヶ岩方向は閉鎖



下山口


 渡渉点は一カ所ありますが、さほど水量はありません。明るい杉の伐採地に出て、ほっとして振り返ると黒岩とおぼしき岩峰がすぐそこにありました。13時、遊仙峡キャンプ場跡の駐車場に到着。このルートはかつて登りに使ったことはあるのですが、記憶が飛んでおり、かつ下山だったこともあり緊張しました。


馬形集落


 林道を進み、遊仙峡入り口を過ぎると二口峠へと続く車道に合流。馬形集落を抜け、14時過ぎ山寺駅着。駅ホームから大東岳と手前の稜線がはるか後方に見えていました。その稜線の一角に小東岳があります。約7時間の行程でした。






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