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80m 同軸STL(Small Transmitting Loop) vs 短縮DP - 3 (2020/9/24 1:43:37)
飽きもしないで、チマチマとやっています。
LDF4-50A同軸STLとTA-51jrをシミュレーションしてみました。
メーカの資料によると、LDF4-50Aのシールドの直径は13.97mmとの事です。
が、MMANAでこの蛇腹(コルゲート)を表現する方法が分からないので、13mmの半分、6.5mmの銅パイプとして設定しました。
コンデンサの位置
芯線とシールド間の容量は75.8 pF/mとの事で、ケーブル全体がコンデンサです。
ここでは、先日アークした箇所(接続部)をコンデンサの位置と見做す事にします。
彼方此方の資料を見ると、コンデンサの反対側にリンクを設けるケースが多いようです。
しかし、MMANAによるシミュレーションでは、上下左右どの位置にあってもSWRやゲインの差は殆どありませんでした。
なお、コンデンサのQは1000で入力しました。
STLの諸元
・メインループ全周:5.2メートル
・メインループ・エレメント半径:6.5ミリ
・同調用コンデンサ:398pF (ケーブル容量)
・リンクループ全周:0.65メートル
・リンクループ・エレメント半径:1.0ミリ
実物との違い
同軸の定格キャパシタンス(75.8 pF/m)から逆算すると、全周は5.25メートルとなるので、実物にかなり近い(数センチ以内?)ようです。
他のバンドに応用する場合も、シールドの外径と1メートルあたりのキャパシタンスが分かれば、MMANAのシミュレーションで10Cm以内の誤差に収められるような気がします。
短縮DPの諸元
TA-51jrをイメージして、ワイヤーを編集しました。
ローディングコイルのQは100としました。
・エレメント全長:10メートル
・エレメント半径:10ミリ
・ハット:3本(2メートル長)×2組=6本
・短縮コイル:エンドローディング(67uH, Q=100)
昨晩は少しコンディションが悪かったようです。
同軸STL (2W)
個別のSNRをみると、南側以外は、勝ったり負けたりで、ほぼ同等のようです。
シミュレーションでは3dBくらいSTLのゲインが小さいので、
・短縮Dpの、実物のコイルのQが低い?
・STLの、蛇腹が良く作用している?
・STLの、建物の壁が反射板になっている?
といった辺りの作用で、差が縮んでいるのかも知れませんね。
受信については、STLに軍配が上がりそうです。
受信機の性能差も考えられるので、SunSDRでFT8を同時受信して、同一条件で比較したいと思います。