無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
<6機種18モデルが同一番号での技適再取得を準備中>JVCケンウッド、「1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について」を告知 (2020/10/1 11:30:01)
株式会社JVCケンウッドは2020年10月1日、公式サイトに「1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について」と題した告知を掲載、1.8MHz帯SSBなどの電波型式による運用が容易にするため、同社のアマチュア無線機6機種(TS-990、TS-890、TS-590G、TS-590、TS-480、TS-2000の各シリーズ)の合計18モデルが、従来と同じ技適番号(技術基準適合証明番号、工事設計認証番号)の再取得の準備を行っていることを明らかにした。今後は進捗状況に応じて順次告知を行う予定という。
今年4月の法改正で1.8MHz帯のバンドが拡張し、新たにSSBモードなどが認められたことから、総務省は2020年8月19日に「アマチュア局において使用する電波の型式を表示する記号」の一部改正を告示・施行し、1.8MHz帯(1.9MHz帯)の一括記載コード「3MA」「4MA」にSSB(J3E)やAM(A3E)、ファクシミリ(F3C)、SSTV(F3F)など9モードが加わった。さらに経過処置として、すでに「3MA」「4MA」の指定を受けている局は改正後の「3MA」「4MA」で免許を受けたものとみなすほか、1.8MHz帯で「A1A」の指定を受けている局も「3MA」で免許を受けたものとみなすことが明記された( 8月19日付けの記事参照 )。
これにより、すでに1.8MHz帯の「3MA」「4MA」「A1A」で免許を受けているアマチュア局は、使用する無線機の技適が1.8MHz帯のSSBモードなどを含む形で取得/再取得されていれば、特別な手続き不要で同バンドのSSBなどの運用が可能になった。
すでにアイコムは8機種15モデル(新製品のIC-705を含む)、八重洲無線は10機種30モデルで同一番号による技適の再取得を完了しているが、このほどJVCケンウッドも再取得の準備を行っていることが明らかになった。
JVCケンウッドの発表と対象機種は次のとおり。同社は「1.9MHz帯が送信可能な現行製品、および旧製品で新スプリアス規格のものすべてについて、同一番号での認証取得を準備中」としている。旧スプリアス規格で作られたTS-480シリーズとTS-2000シリーズの一部は対象になっていないので注意が必要だ。
1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について
日頃は、弊社製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。
電波法令の改正により、1.9(1.8)MHz帯で運用可能な電波型式として、J3E(SSB)や
A3E(AM)などが追加されました。下記の弊社製アマチュア無線機器につきましては、お客様の免許手続き(届出)なしで追加された電波型式の運用が可能となるよう、同一番号での工事設計認証を取得する準備をおこなっております。(進捗状況に応じて、順次お知らせいたします)
・TS-480シリーズおよびTS-2000シリーズの上記以外の工事設計認証番号のものは、旧スプリアス規格のため対象外となっております。
・上記以外の製品で、または上記製品で認証取得よりも前に1.9MHz帯で音声通信を行われる場合は、「無線局事項書及び工事設計書」の「15 備考」の欄に「1.9MHz帯で音声通信をおこなう」のように記入し、直接管轄の総合通信局に届出をおこなってください。
・無線局免許状で1.9MHz帯の指定を受けていない場合は、1.9MHz帯を追加するための変更申請が別途必要です。
<本件に関するお問い合わせ先>
JVCケンウッドカスタマーサポートセンター
・固定電話から:0120-2727-87 (フリーダイヤル)
・携帯・PHSから:0570-010-114 (ナビダイヤル)
・一部のIP電話など、フリーダイヤル、ナビダイヤルがご利用になれない場合:045-450-8950
・FAXを送信される場合:045-450-2308
受付日:月曜日~土曜日(祝祭日・弊社休日を除く)
受付時間:月曜日~金曜日9:30~18:00 / 土曜日9:30~12:00、13:00~17:30.
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク: 1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について(JVCケンウッド 無線通信サポート)