無線ブログ集
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続・FTDX101MP (2020/10/2 9:49:47)
以前 YAESU FTDX101MP の不具合等について 記事 を書いた。
一部の不具合については YAESUも認めており、ファームウェアの更新で対処する・・ みたいな回答を得ている。
・・しかし、そのファームウェア、一向にリリースされる気配がない。もう啓蟄なのに・・(^^;)
ま、そっち方面は置いといて、不具合の続編ということで・・
●アンテナチューナーについて
1.9MHz帯において SWR=2程度のアンテナ(1.8MHz帯優先に設定)を接続してオートチューニングさせてもSWRがほとんど改善しない場合が多いです。
他のバンドでは発現しません。
しかし、別の問題でMEMLIST LOADやMENU LOADを実行したら、今現在はSWR1.2以下に収まるようになっております。
当方のアンテナの問題なのでしょうか。
当方のアンテナが本当にアホな動作をしているという可能性も確かにあるが、以前、マイクからのSSB送信に限って HI-SWRになってしまうなどというワケのわからない不具合もあったので、やはり疑ってしまうのである。
YAESUからの回答は、 『 一時的にチューナーが誤動作した可能性もあるので リセットして再チューニング 』 ・・で あった。
とりあえず 様子見するしかないが、これまでの例から推し量ると再発の可能性あるものと・・
●スクリーンセーバーについて
セーバーの起動時間を15分に設定していますが、数時間経ってもセーバーが起動しないことがあります。
この事象は、毎回必ず起こるというわけではなく、何がトリガになって発生するのかは判明しておりません。
回避策があればお示しくださいますようお願いいたします。
YAESUからの回答・・ 『 無線機のSWやツマミのどこかが反応していると思われます。触っていない状態でも、ツマミ等の微妙な位置による可能性も・・ 』
ナニ言ってんだ・・ と 思った。実は この スクリーンセーバーが変・・ と いうのは海外でも話題になっているのである。で、次のように返信。
そうであるとすれば セーバープログラムの起動しきい値設定がおかしいのでしょう。
ファームウェアの改修で改善できるものと考えられますので、当該部分のコードをチェックしてくださいますようお願いいたします。
●テキストメモリからのRTTY送信やボイスメモリからのSSB送信 + α
以前、テキストメモリからのRTTY送信やボイスメモリからのSSB送信ができなくなることについて問い合わせしておりましたが、依然として症状が出ております。
先日もUSB/LSBで送信状態にはなるものの実際には送信しないという事象が発生しました。
ちなみに、このときAM/FMではボイスメモリからの送信はできました。また、CWでもテキストメモりから送信できました。ただし、RTTYでは送信にはなりますが中身がなく、NULLコードを送信しているものと思われます。
もちろん、マイクからのSSBの送信は問題ありませんでした。
MEMLIST LOADを実行しても改善なく、MENU LOADで正常化しましたが、RTTYでは これまで何度も再発しておりますのでボイスメモリからのSSB送信についても再発するおそれが高いと考えております。
改善策はまだないのでしょうか。
新しく出荷されている実機には 既にバージョンアップされたファームウェアが搭載されているという情報があります。
なぜWebサイトでリリースされないのですか??
これら上記ふたつの問い合わせに対してのYAESUからの回答は まだ 無い。
なお、新規出荷の実機に 新しいファームウェアが搭載されていることは、海外のNet掲示板でも取り上げられている。もちろん YAESUの海外版サイトにも新ファームウェアの情報は無い。まさに言語道断な振る舞いであろう。ソフトウェアが不得意というのと新ファームウェアを隠してリリースしない あるいは リリースを遅らせる・・というのは 次元の違うハナシだ。
あぁ、昔の八重洲無線とは違うんだな・・ と。まこと 残念である・・
2020.3.16 追記 :
どうも 本日付で 新ファームウェアがリリース されたらしい。 *1
* MAIN V01-07 → V01-13 * DISPLAY V01-02 → V01-05 * Main DSP V01-04 → V01-05 * Sub DSP V01-04 → V01-05 * Main SDR V01-12 → V02-03 * Sub SDR V01-12 → V02-03 * AF DSP V01-00 (No Update)
しかしながら・・ 「主な変更点」に 当Blogで指摘した件は含まれていない・・
「その他の機能改善、最適化」に
入ってんのか・・なぁ~?
とりあえず インストール完了。様子見である。
2020.3.17 追記 :
- メモリーチャンネルモードからリストを表示させた場合 MULTIツマミを押して その周波数に変更できない問題 → 改善。
- DATA-Uで周波数関係が1500Hzズレてしまい FT8などで運用しづらい問題 → 改善。
以上 2点は改善を確認した。残りは まだ様子見。
2020.3.19 追記 :
- スクリーンセーバーが起動しないことがある問題 → 直ってない。設定どおり起動することのほうが多いのだが、延々と起動しないままなのは いかがなものかと。
また、ファームウェアの解凍に失敗する例もあるようだ。実は 当方も 2回解凍したクチである。
ついでに新たなバグ(?)を発見してしまったりして・・ 詳細後日。
2020.3.22 追記 :
- RTTYデコード画面を表示させた状態での TEXTメモリからのRTTY送信がNULLになる問題 → 再発したので 直ってない。デコード画面を閉じれば正常送信できるが無意味。今回は MENU LOADではダメで、MEMLIST LOADで正常化した。なんなんだ!?
ボイスメモリからのSSB送信については 今のところ再発なし。
2020.3.24 追記 :
3.19追記で言及した『新たなバグ(?)』について・・
●メモリーチャンネルとFIXモードのスタート周波数について
メモリーチャンネルでの運用時、スペクトラムスコープの表示モードをFIXに設定し、スタート周波数を入力して【ENT】を押すと、メモリーしていた周波数がスタート周波数に書きかわってしまいます。
これはバグと思いますが、いかがでしょうか。とても困ります。
なお、通常のVFOでの運用時も スペクトラムスコープの表示モードをFIXに設定し、スタート周波数を入力して【ENT】を押すと、受信周波数がスタート周波数に書きかわってしまいますが、以前はこのような動作ではなかったと思います。いかがでしょうか。
この問い合わせをメイルで送信したのが 19日夜。そして、本日 朝のYAESUからの回答・・ 『 確認させて頂きますので、お時間を頂ければ 』 ・・とのことだ。これを どう読む? まぁ、当方としては待つしかない・・
2020.5.1 追記 :
4月30日、新ファームウエアがリリースされたものの、RTTYのテキストメモリからの送信、FIXモード スタート周波数でメモリーチャンネルが上書きされてしまう問題とも改善されていない。SCU-LAN10対応がメインだとは承知しているが・・
2020.7.24 追記 :
先の問い合わせについては 『今後も検討課題とさせて頂きます』みたいな 誠意のない回答しか得られていない。ハードウエアの問題なら修理してほしい。ソフトウエアの問題なら 早急にファームをリリースしてほしいのだ。
そして、RTTYのテキストメモリ送信の不具合については、今までは MENU LOADもしくは MEMLIST LOAD で いったん正常化していたのだが、現時点では どちらを実行しても NULL送信のままで 正常化できない状態になってしまった。ALL RESETでもダメ。とりあえずは MMTTYとかを使うことで回避はできるわけだが・・
2020.10.2 追記 :
当方の FTDX101MP、現在 OTA区のサービスセンタにて ドック入り中。
詳細は 稿を改める。
Comments(7)
*1 YAESUからは何の通知もなかった。困ったもんである。販売店さんから教えてもらった。