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<周波数46.5MHzで475本のクロス八木アンテナ使用、出力は驚異の1,000kW>11月14日(土)、京都大学が「信楽MUレーダー見学ツアー2020」を実施 (2020/10/12 17:30:13)
国立大学法人
京都大学の生存圏研究所が誇る、滋賀県の「信楽MUレーダー(観測所)」をご存じだろうか。その施設は巨大でVHF帯の46.5MHzで尖塔電力1,000kWのハイパワーを475本のクロス八木アンテナを用いて上空に発射。高度1~25kmの対流圏・下部成層圏、高度60~100kmの中間圏、下部熱圏と高度100~500kmの電離圏領域の観測を行っている。この施設が毎年1回行っている“一般向け見学ツアー”が今年は2020年11月14日(土)に開催される。参加費は無料、申し込みは10月12日から19日まで。定員(午前、午後それぞれ30名、1グループは4名まで)に達した場合は抽選となる。今年は3密を避けるため、例年見学ツアーで行っている講演会は行われない。
hamlife.jpスタッフが参加!
2016年10月開催「信楽MUレーダー見学ツアー」の写真リポートはコチラ↓↓
【写真で見る】<46.5MHzで送信出力1000kW、クロス八木アンテナ475本>アンテナと送信機に圧倒!!
「信楽MUレーダー」見学ツアーの模様
1984年に完成した京都大学生存圏研究所の「信楽MU観測所」(所在地:滋賀県甲賀市信楽町神山)。中層大気と超高層大気の観測のため、ここに設置された「MUレーダー」は、アンテナ素子ごとに取り付けた46.5MHzの小型半導体送受信機(合計475個)を個別に制御しながら、1秒間に2500回という高速でビーム方向を変えながら電波を発射することが可能だ。また、25個のサブアレイアンテナに分割して使用することもできる。
この、世界で最も多機能な大型大気レーダーを含む、信楽MU観測所の無料見学ツアーが2020年は11月14日(土)に予定されている。
●スケジュール(午前の部と午後の部の2回実施)
午前の部
信楽駅集合 9:45
信楽MU観測所見学 10:20~12:10
信楽駅解散 12:45
午後の部
信楽駅集合 12:55
信楽MU観測所見学 13:30~15:20
信楽駅解散 15:55
申し込みは2020年10月12日(月)から19日(月)までWebサイトのフォームから受け付ける。定員は午前、午後それぞれ30名で1グループは4名まで。定員を超える申し込みがあった場合は抽選となる。自家用車でも参加できるが、駐車場に制限があるため、なるべく乗り合わせて指定時間帯に来場してほしいと案内している。詳しくは下記の関連リンクから確認してほしい。
●関連リンク:
・京都大学 信楽MUレーダー見学ツアー2020(応募フォームあり)
・MUレーダーとは?
・国立大学法人 京都大学