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feed IC-705に使う変換コネクタは要注意 (2020/10/23 20:58:06)

■IC-705は大活躍中

我が家にIC-705がやってきてから、稼働率は100%。無線機としてはもちろん、抜群の手軽な簡易測定器代わりとして活躍しているわけです。

そんなIC-705も興味本位で受信改造をしてみました。これはもう総当たり戦、ひたすら色々試してなんとか受信改造をすることが出来ました。

と言っても、アマチュアバンド以外のワッチは全てIC-R30で行っているので、IC-705の受信改造の恩恵はまーったく関係無く、完全に自己満足だったと言うのはココだけの話です。

 

 

■IC-705はBNCなのよね

知っての通り、RFコネクタはBNCです。移動時の脱着性とインピーダンス保証から言えば至極打倒な選定です。

ですが、自宅GPの同軸ケーブルはMコネ(UHFコネ)なんですよね。当然ながら変換をしなければなりません。で、実際に変換コネクタを使ってGPへ接続しているわけです。

だいぶ前ですが、”普段使っていたBMCP-MJの変換コネクタが高周波的にぶっ壊れていた”と言うのをつぶやいたことがあります。この変換コネクタや変換ケーブルは厄介で、安価なモノを使ってしまうと失敗することがあります。

 

 

■ピンキリ

手持ちのBNCP-MJ変換コネクタは3つ。

左:\5,000  真ん中:\300  右:\300(高周波的にぶっ壊れてると言ったコネクタ。実はまだとってある)

右側2つは秋葉原でよく見かけ簡単に手に入るもので、使っている方も多いかと思います。信じられないかもしれませんが、左のコネクタは入手性がいいコネクタよりも10倍以上のお値段がします。特性は300MHzまで保証されたものです。

今日はこれらを使って、わかりやすい比較実験をしてみました。

 

★\300(高周波的にぶっ壊れていると言ったコネクタ)

SWRは∞

FM帯を聴く分には全く支障無し

 

★\300:新品

SWRは3.0。ちょっと高めですね

FM帯を聴く分には全く支障無し。ぶっ壊れているモノとRSSIも同じ

 

★¥5,000 

SWRは2。まぁ使えますね。

FM帯は差異無し。

 

こんな感じで、聴く分には差は殆ど感じませんが、送信して初めて「えっ?」となるわけです。

 

 

■ちょっと無理やり見てみる

さて、SWRで確認をしてみましたが、目安となるSWRでは無くネットワークアナライザで反射損失や通過損失の周波数特性を確認してみたい所です。

ですが、今回はBNCだったりMだったりと、Nコネの世界とはかけ離れた規格のコネクタです。変換コネクタだらけで何を見ているか分からなくなってしまうので、今回はアンテナアナライザでリターン・ロスを見てみたいと思います。

ダミーロードは正確に校正されている基準測定用の物はNコネですので、仕方なくM接栓であるアマチュア無線用を用いました。

 

★\300:高周波的にぶっ壊れているモノ

★\300:新品

★\5,000

これを見ると、まぁ\300のものでも、430MHz程度までは許容範囲かと思います。

 

 

■まとめ

Mコネ(UHFコネ)は、インピーダンスが保証されていませんので、145MHz以上、特に430MHzにとっては結構厳しい場合があります。

そんな事情から今となってはアマチュア無線以外には使われなくなっています。

とは言え、保証されていないと言ってもアマチュア無線では全力で使われていますので、上手く付き合う必要があります。ですので、

・固定で430MHzまで使うならばNコネへの変換、若しくは結構お値段高めのMJ変換コネクタを使う

・HFのみならばMJコネでもOK

・移動運用で430MHzまで使うならば、機材はBNCコネで揃える

となるかと思います。

 

 

 

 

 

 


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