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福田峠―五社壇―鹿狼山(福島県新地町)11/1 (2020/11/2 12:46:56)
亘理山地・七峰の南端にあたる五社壇と鹿狼山に登ってきました。七峰の中で五社壇のみ長らく未踏のままとなっており、これで深山から南がつながりました。
JR常磐線坂元駅下車。福田峠までは遠いのでタクシーを使いました。峠手前の「いっぱい清水」から登山開始。峠の右手に地蔵森への登山口、少し進んで左手に五社壇登山口を示す小さな標識がありました。杉林が続き、その後雑木に変わり、良く踏まれた登山道が続いていました。雑木林に入ってから藪っぽいところはあったものの、密藪を覚悟していただけに拍子抜けしてしまいました。急登を登りきるとまもなく山頂と鹿狼山への分岐があり、左手100mほど進んだところで五社壇山頂着。苔むした石碑が5つ並んでいました。標高383m。もみの木や雑木に囲まれ眺望はありません。どこか霊気漂う静かな山頂。
福田峠の登山口
山頂付近の分岐点
五社壇山頂
ポールにRH770を取り付け、2mでCQを出してみました。仙台市内と相性が良いのか3局に交信いただきました。D-STAR仙台青葉430レピーターにアクセスするとS7でダウンリンクあり。JP7IEL局と430FMに移り51-51で交信。
五社壇を後にし、鈴宇峠へ。杉林を下ると途中から林道歩きとなり、まもなく車道に出て鈴宇峠着。ここから鹿狼山への登り返しとなります。登山口の駐車スペースには5台ほど止まっていました。
鹿狼山登山口(鈴宇峠)
鹿狼山は全体が公園のような山で、山登りというよりは散策といった趣です。同じような地形と風景が続く緩慢な道を進むと展望所があり、眼下に新地の町や松川浦が広がっていました。いったん下り、ロープの張られた急登を登りきると、あっけなく山頂着。標高429m。ID-51のGPSでは434mを表示。誤差5m。七峰の最高峰で山頂神社の南に芝が張られた明るい山頂です。登山日和とあって多くの人で賑わっていました。でもそれも一時、下山する頃にはほとんど人がいなくなって静かな山頂に戻っていました。
登山道途中の展望所
山頂にて
鹿狼山山頂
さて、神社の裏手から再度の無線運用。2mは1局のみで後が続かず終了。D-STARに移り、仙台青葉430からのダウンリンクがS9で入感。北は樹木で遮られているものの五社壇より50mほど標高があり伝搬は悪くないようです。JP7IEL局にお付き合いいただき、430FMで51-54(RH770)。持参した3エレ八木(NY430X3)に換え、何度か方角を調整したところ54-56に上がりました。思いのほかサイドが切れ、少し回しただけでほとんど入感しなくなります。双方5W、距離約80km。RH770では145MHzも試してみました。こちらには52で入感し変調も十分了解できるものの、JP7IEL局側は信号が弱くまったく了解できないとのこと。交信成立ならず、でした。今回も430の貫通力を実感。145に比べアンテナ利得が得られるためか、特に里山では430の方がよく飛ぶとの印象で、ノイズも少ないです。
NY430X3
正午過ぎ、山頂から尾根沿いのコースで「鹿狼の湯」方向に下山。このあたりはバスやタクシーに乏しく、ここから約1時間、田園の車道を新地駅まで歩きました。いつものことながら下山後の車道歩きはこたえます。
鹿狼山
五社壇
新地駅までの途中、振り返ると鹿狼山、五社壇、そして北に続く七峰の小さな山々が連なっていました。
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