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<We win when we work willingly(進んで働けば我々は勝利する)>カナダ造幣局、第2次世界大戦終結の連合軍勝利75周年記念コインにモールス符号を刻印 (2020/11/5 12:05:58)
カナダのブリティッシュコロンビア州ノースバンクーバー在住の樋口典彦氏(VE7JYH)からの情報によると、カナダ造幣局が第2次世界大戦終結の連合軍勝利75周年を記念して発行した2ドルコインに、モールス符号で「We win when we work willingly(英語:進んで働けば我々は勝利する)」「La bonne volonte est gage de victoire(フランス語:善意は勝利の鍵)」という文字が刻印されていて、同国のアマチュア無線家の間で話題になっているという。
カナダ造幣局が発行する第2次世界大戦終結75周年の2ドル記念コインは、Thomas Shingles氏がデザインした1943年~1945年の「Victory Nickel」をヒントに製作された。コインの内核に、当時のスローガンだった勝利の「V」を配置して、その文字は燃えるトーチに覆われ、年号の「1945」と「2020」にはカナダのシンボルでもあるカエデ(メープル)の葉が添えられている。また表面はカナダのアーティストSusanna Blunt氏が2003年にデザインしたエリザベス女王の肖像になっている。
カナダは英語とフランス語の2つを公用語にしている。そのため「V」の文字の外環には「VICTORY(英語)」と「VICTOIRE(フランス語)」の文字があり、その上下にモールス符号によるメッセージが英語「We win when we work willingly(進んで働けば我々は勝利する)」とフランス語「La bonne volonte est gage de victoire(善意は勝利の鍵)」で刻印されている。
英語の「VICTORY」の上下にはモールス符号で「We win when we work willingly(進んで働けば我々は勝利する)」、反対側にはフランス語「VICTOIRE」の上下にモールス符号で「La bonne volonte est gage de victoire(善意は勝利の鍵)」と刻印されている
実は今回発行された記念コインのデザイン上のヒントになったという、第二次世界大戦中の1943~1945年に発行された5セント硬貨「Victory Nickel」にも同じ文言のモールス符号が刻印されている。また2015年にVictory Nickelを模して作られたコインにもモールス符号が採用されている。
樋口典彦氏(VE7JYH)から届いた情報は以下のとおり。
当地カナダの造幣局(Canadian Mint)が第2次大戦終戦75周年記念コインを発行しましたが、この中に、モールス符号が刻印されていることがわかって当地ハムの間で話題になっています。
このコインは2ドルコインで、勝利の「V」がデザインされていますが、外周近くに英語で「VICTORY」、その反対側にはフランス語の「VICTOIRE」と刻まれ、外縁の間、および文字の下に英文で「We win when we work willingly(進んで働けば我々は勝利する)」(フランス語側では同様の仏文)とモールス符号で刻印されています。
この文章は戦勝記念で発行された5セントコインに打刻されていた文言を引用したそうです。この文言は、コロナ禍で揺れる今の世相にピッタリだとの評論も出ています。よく見ると、短点長点が1:3にはなっていませんが、もちろん上記の文章で構成されています。
●カナダ造幣局(Royal Canadian Mint)公式チャンネル:Keeping the story alive | 75th Anniversary of the End of the Second World
War/物語を守り続けること|終戦75周年記念事業(YouTube)
※画像をクリックすると動画がスタートします。
この記念コインは300万枚の限定鋳造で200万枚はカラー仕様だ。すでに同国内では販売が始まっている。入手方法などは下記関連リンクからアクセスして確認してほしい。
●関連リンク: カナダ造幣局の2ドル流通コインは第2次世界大戦終結の連合軍勝利75周年を祝福(PR Newswire APAC)