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1.2Gの同軸コリニア製作について (2020/11/16 22:26:32)
私もつい最近まで1.2Gの同軸コリニアの再現性を疑問に思っていた。
しかし1/2λエレメント長をマニュアルのサイズの0.5mm、0.25mm以内に誤差を抑えると再現性がかなり確保出来ることに気づいた。
それでも20段ともなると上記誤差を確保するにはエレメントを30本切り出す必要がある。この誤差ならばスタブだけで共振を調整できる。
【同軸コリニア1.2Gの段数について】
・20段以上のキレと利得は魅力だが少なくとも2-3度傾けてローテータで回す必要あり。でなければ手で傾けて信号方向に合わせる?
・通常使用ならば10段以下が使いやすい。それでも交信先に応じ若干傾けるのは変わらない
・8段程度が使いやすいが利得がダウンするのは気になる
・今回はダウンチルトで12段を使ったが若干切れすぎ?(直下の地域が弱くなる?)ダウンチルトこれ以下で十分。
(長七郎山 1579mでは8段程度のダウンチルトで良かったか?)
【製作での補足】
・1/2λエレメントの誤差は最大で0.5mm、位相整合部は39mmまたは38mm
(10本カットして0.5mm以内のエレメントが半分作れれば良しとする)
・マニュアルのエレメント長は仕上がりサイズ(78mm)でカットサイズではない
・エレメント間は少し余裕を作ってショートしないようにはんだ付けする
・最近使っているスタブ=リボンケーブルで調整しても結構クリチカル
・段間にボンド、自己融着を付けて上から熱収縮
(一旦、段間のテープ等も取り付けずに1290MHz付近に共振するかを確認しておく。OKならばテープや熱収縮を取り付けて調整し直す)
以上に気をつければ16段〜20段もリターンロス-20dBが可能
少しは参考になったでしょうか?