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IC-705 ノイズ問題 (2020/11/30 0:07:15)
IC-705関連の記事が続いてますが・・・まだ持っていません。
ローカルさんが城山湖に持ってきているのでいろんな現象に対応している最中です。
先日FT-817と並べて50MHz帯を受信している時、IC-705だけにブーというノイズが盛大に出ている話をしました。
続報です。
コメントいただいたように、モニターからのノイズを直付けアンテナが拾うという原因が濃厚です。
モニターの近くの手の位置でも変化しますし、モニター画面を切り替えると変化します。
今日は7MHzの超小型アンテナを直付けして、FT8の運用を試みたところ、まずノートパソコンを起動するとノイズが入りました。
さらに運用してみようと送信すると、1Wくらいまでならいいのですが、2W出る頃から回り込みで動作がおかしくなり運用不能となりました。
パソコン?無線機?どちらに回り込んだかわかりませんが、直付けアンテナはアース不足もあり、回り込みに弱いようです。
これはいかん、と直付けアンテナをやめて、車に取り付けてあるモービルアンテナを4mのケーブルで延長してつないだところ、ノイズは消え、回り込みも無くなり、まともに運用できるようになりました。
FT8は144MHzや430MHzでも盛んだよ、ということで、IC-705のすぐ後ろの基台をつけたモービルホイップで受信してみると・・・
すでにノイズでS9。なんじゃこれ、というノイズです。やはりリグ本体のノイズがアンテナから飛び込んでしまいます。
また車からのケーブルに戻してみると・・・ノイズなし、快適になりました。
結論、多くの人がチャレンジしている無線機直付け(ブラケットによるものも含む)アンテナは、ノイズと回り込みのリスクが高い。
垂直系のアンテナは接地を要する、つまり本来バランス的にあるべきコールドエレメントを省略し、アースを鏡面としてコールドエレメント代わりにしているアンテナは不安定で、設置状況次第で回り込みが起こりやすく、リグが近いとより回り込みやすくなります。
ノンラジアルアンテナは基本バランスが取れているとは言え、リグ直では影響はあります。
バランスが取れているアンテナの代表はダイポールアンテナです。(平衡、不平衡のアンバランスはありますが、バランで解消)
ダイポールアンテナを使うとこれらの問題はかなり改善します。
コメットのHFJ-350とか、ダイヤモンドのRHM-8B、スーパーアンテナ社のMP-1などのポータブル用の垂直系のアンテナは、アンバランスなアンテナなのでこの問題が発生しやすいアンテナです。出来ればケーブルで無線機から離して、ボディアースに頼らず、しっかりとアースを取って張ると良いでしょう。
つまり、移動運用時も結構お店広げないと駄目だよ、ということです。