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<無線局免許状に記載のない周波数で運用>東北総合通信局、福島県在住の第四級アマチュア無線技士に対し48日間の行政処分 (2020/12/11 12:05:53)
東北総合通信局は、許可を受けていない無線設備を車両に設置し、無線局免許状に記載されていない周波数を使用して通信を行った電波法第17条第1項および第53条の規定の電波法違反行為により、福島県白河市在住の第四級アマチュア無線技士の資格を有する無線従事者に対し、自身が免許を受けて開設しているアマチュア無線局の運用と、その業務に従事することを48日間停止する行政処分を行った。
東北総合通信局が行った、行政処分の発表内容は以下のとおり。
東北総合通信局は、電波法に違反した以下の者に対して48日間の無線局の運用停止および無線従事者の従事停止の行政処分を行いました。
1.違反の概要および行政処分の内容
被処分者:
福島県白河市在住のアマチュア局の免許人(56歳)
違反の概要:
許可を受けていない無線設備を車両に設置し、無線局免許状に記載されていない周波数を使用して通信を行い、電波法第17条第1項および第53条の規定に違反した。
処分の内容:
被処分者が免許を受けて開設している無線局(アマチュア局)の運用を令和2年12月10日から48日間停止する。
また、無線従事者(第四級アマチュア無線技士)として、その業務に従事することを令和2年12月10日から48日間停止する。
2.法的根拠
無線局の運用停止処分は、電波法第76条第1項の規定に基づくものです。
無線従事者の従事停止処分は、電波法第79条第1項の規定に基づくものです。
<参考(電波法抜粋)>
第4条第1項(無線局の開設)
無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下略)
第76条第1項(無線局の免許の取消し等)
総務大臣は、免許人等がこの法律、放送法若しくはこれらの法律に基づく命令又はこれらに基づく処分に違反したときは、3月以内の期間を定めて無線局の運用の停止を命じ、又は期間を定めて運用許容時間、周波数若しくは空中線電力を制限することができる。
第79条第1項 (無線従事者の免許の取消し等)
総務大臣は、無線従事者が左の各号の一に該当するときは、その免許を取り消し、又は3箇月以内の期間を定めてその業務に従事することを停止することができる。
一 この法律若しくはこの法律に基く命令又はこれらに基く処分に違反したとき。
(以下略)
東北総合通信局は「電波利用秩序の維持を図るため、今後も着実な電波監視を行い、電波法令違反に対しては厳正に対処してまいります」と説明している。
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク: 東北総合通信局 電波法違反者に対する行政処分-48日間の無線局の運用停止処分及び無線従事者の従事停止処分-